ドライブ休憩のために立ち寄ったり、野菜を買ったりするだけが、道の駅の役割ではありません。もちろん野菜などの生鮮品が安く購入できるのも魅力のひとつではありますが、それ以外にも地域活性化の拠点となり、進化している道の駅について紹介します。
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道の駅厚岸(あっけし)グルメパーク 厚岸味覚ターミナルコンキリエ
厚岸湾の牡蠣が、一年中味わえる。
北海道・厚岸町といえば全国的に牡蠣の有名なところです。『道の駅厚岸グルメパーク』では新鮮で値段の安い牡蠣が食べられ、とくにお気に入りの道の駅です。1階にはお土産品を購入する店舗、2階には魚介類を販売する店があり、購入した魚介類を隣接するレストランに持ち込んで炭火焼きバーベキューも可能です。
施設内のレストランや食事処では生牡蠣、焼き牡蠣、カキフライが味わえ、牡蠣づくしが楽しめます。カフェでも、おやつ感覚で厚岸産の蒸し牡蠣を食べることもできます。
道の駅つるた鶴の里あるじゃ
町の特産ブドウをさまざまな加工品に!
スチューベンは甘さが強くジューシーで、濃い紫色の小粒で丸い果実のブドウ。道の駅のある青森県・鶴田町はスチューベンの生産量が日本一で総面積約100ヘクタールという広いエリアで栽培し、全国の約8割を出荷しています。例年10月から2月頃まで出荷されて冬の間も楽しめるブドウなので「冬ぶどう」という別名もあります。
そのまま食べるのはもちろんのこと、その甘さを活かした加工品もいろいろあります。道の駅ではスチューベンの加工商品が数多くあって、飲み物、お菓子などさまざまな商品になっています。
巨峰の場合は7月頃から出始め11月頃まで出荷されるので、スチューベンとは3か月くらい旬がずれる計算になります。加工品はたくさんありますが、スチューベンを使ったソフトクリームはおすすめで道の駅でも人気の商品です。
photographs & text by Yuichi Asai illustration by Kazumi Obika
記事は雑誌ソトコト2021年11月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。