「蝶鮫」でなんと読む?
享保2年には「菊とじ鮫」という名で幕府に献上していました。
「生きた化石」とも呼ばれています。
これ、なんと読む?
答え:ちょうざめ
答えは「ちょうざめ」でした!蝶鮫は硬骨魚綱チョウザメ目チョウザメ科に属した魚です。恐竜が誕生する前から同じ姿のまま存在している魚として「生きた化石」と呼ばれることもあります。また蝶鮫の卵は世界三大珍味で知られる「キャビア」であることも有名ですね。
じつは、チョウザメは見た目がサメのような姿をしていることと、鱗(うろこ)が蝶々のような形をしていることから、チョウザメという名前が付いていますが、遺伝学的に全く別の生物だということは意外と知られていない。#蝶鮫#サメは軟骨魚類#チョウザメは硬骨魚類 pic.twitter.com/Zx7DEjnXTF
— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) February 15, 2022
蝶鮫の由来
なぜ蝶鮫と呼ばれるようになったのかというと、うろこの形が蝶に見えること、尾びれの形が鮫に似ていることから「蝶鮫」と呼ばれるようになったと言われています(諸説あり)。
石狩市の鮫様
北海道石狩市にある「石狩弁天社」と「金龍寺」では全国的にも珍しい蝶鮫の神様である「鮫様(さめさま)」を祭っていることで知られています。江戸時代ころから石狩市に語り継がれる伝説によれば、石狩川で網をかけても産卵のためにやってきた蝶鮫に破られてしまい、大変困っていたところ浜益方面に本拠を置く蝶鮫であることが分かった。妙亀法鮫として神に祀ったところその後は破られることがなくなった。その後も現在まで鮫様としてあがめられているのだとか(諸説あり)。ちなみに現在はほとんど姿を見ることが少なくなりましたが享保2年では、石狩川で獲れた蝶鮫を「菊とじ鮫」という名で幕府に献上していたそうです。
今回は「蝶鮫」をご紹介しました!
参考:石狩市(https://www.city.ishikari.hokkaido.jp/)
参考:いしかり市民COんBLLEGE(https://www.ishikari-c-college.com/)
参考:宮崎県(https://www.pref.miyazaki.lg.jp/)