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【千葉県富津市】『鉄オタ道子2万キロ』最終回の地、内房線竹岡駅・浜金谷駅周辺をめぐる旅

鍋田ゆかり

鍋田ゆかり

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千葉県富津市と聞いて、何を思い浮かべますか? 東京湾観音、マザー牧場、富津岬、鋸山……。東京駅から「国道富津浅間山」まで高速バスだと1時間ほどの距離で、東京に近い田舎として週末にドライブやツーリングで訪れる人も多くいます。 有名な観光スポットもたくさんありますが、この記事ではテレビドラマ25「鉄オタ道子、2万キロ」最終回で主人公が訪れた竹岡駅と、浜金谷駅周辺の徒歩圏内ローカルスポットを紹介します。

目次

竹岡駅から徒歩3分、「八坂神社」

JR内房線は、蘇我駅から東京湾沿いに南下して安房鴨川駅へ至る路線です。9時46分蘇我駅からJR内房線快速・君津行きに乗車し、木更津駅でJR内房線・上総一ノ宮行きに乗り換えて、6駅目。11時3分、目的地の竹岡駅に到着します。
JR内房線竹岡駅

JR内房線竹岡駅

テレビドラマ「鉄オタ道子、2万キロ」の最終回で、玉城ティナさんが演じる道子が降り立った、「潮の香り漂う駅」です。小さな無人駅を出て直進すると、右手の山裾に見えるのが八坂神社。
竹岡駅前八坂神社

竹岡駅前八坂神社

この鳥居が見える方向へと、民家沿いを3分ほど進めば到着。ドラマの中では栗原類さんが演じる甲斐さんが、この階段から竹岡駅の撮影を行っていました。
竹岡駅前八坂神社

竹岡駅前八坂神社

住所: 千葉県富津市萩生630

竹岡駅から徒歩4分、「竹岡のヒカリモ発生地」

海沿いを走る国道127号(内房なぎさライン)沿いにあるのが、竹岡のヒカリモ発生地。ドラマでは訪れていませんが、駅から近いので立ち寄りやすい場所です。
竹岡のヒカリモ発生地

竹岡のヒカリモ発生地

日本で初めてヒカリモが発見された場所として、国指定天然記念物に指定されたヒカリモは、3月から5月に発光するといわれています。山側にある鳥居の奥に、地元の人たちから「黄金井戸(こがねいど)」と呼ばれて親しまれていた洞窟があります。
竹岡のヒカリモ発生地

竹岡のヒカリモ発生地

写真は4月に訪れたときのもので、外からの光を反射して輝くそうです。道路沿いにあるもう一つの鳥居をくぐり、階段を上った先には皇神社(すめらじんじゃ)があり、高台から景色を眺められます。
竹岡皇神社(すめらじんじゃ)

竹岡皇神社(すめらじんじゃ)

住所:千葉県富津市萩生1176

竹岡駅から徒歩19分、「燈籠坂大師の切り通しトンネル」

国道127号沿いを北上して「城山隧道(トンネル)」を通り抜けると、右手に真っ赤な鳥居を思わせる門があります。弘法大師が行脚中に腰を休めたと伝えられる、東善寺の飛地境内、燈籠坂大師堂(とうろうざかだいしどう)へと続く参道です。
燈籠坂大師の切り通しトンネル

燈籠坂大師の切り通しトンネル

まずは、燈籠坂大師の切り通しトンネルへと続く一つ目のトンネルを通ります。手掘りのトンネルなので、凸凹とした表面や地表がおもしろいです。
燈籠坂大師の切り通しトンネルへ続く入口のトンネル

燈籠坂大師の切り通しトンネルへ続く入口のトンネル

燈籠坂大師の切り通しトンネルへ続く入口のトンネル内

燈籠坂大師の切り通しトンネルへ続く入口のトンネル内

トンネル内
トンネルを抜けた右側に、切り通しトンネルが見えます。明治から大正時代にかけて掘られたトンネルを、地元住民が鋸山の石切技法を用いて昭和初期に工事を行い、現在の形になったそうです。
燈籠坂大師の切り通しトンネル

燈籠坂大師の切り通しトンネル

燈籠坂大師の切り通しトンネル

燈籠坂大師の切り通しトンネル

ドラマのエンディングテーマ曲を唄ったスキマスイッチの2人が、ドラマ内で観光客としてこの場所で記念撮影をしているシーンがありました。

この場所を訪れていた観光客のほとんどは、切り通しトンネルだけを写真に納めてこの場を去っていましたが、このトンネルを抜けた先には燈籠坂大師堂へと続く鳥居があります。あくまでも、この切り通しトンネルは燈籠坂大師堂への参道なのです。

住所:千葉県富津市萩生8-2

竹岡駅から徒歩19分、「燈籠坂大師堂」

燈籠坂大師堂

燈籠坂大師堂

切り通しトンネルを抜け、左手にある鳥居をくぐって階段を上がります。入口の看板には、「灯篭坂大師縁起」について書いてありました。
当時の東海道は伊豆から海路をとり上総の保田、金谷に上陸するのが本道でした。大師は途中此の地をお通りになった時に岩に自画像を刻みました。大師が去った後、里人は大師の徳を慕い、ここに常夜灯を点じ海上安全、大漁を願い大師像を礼拝し帰依しました。これより、海、沖で漁をする舟は山上の大師の御灯明を灯台としました。里人は誰言うともなく灯篭坂大師というようになり、信協を深めご利益をいただいています。
via 鳥居横の看板「灯篭坂大師縁起」
燈籠坂大師堂

燈籠坂大師堂

途中、木製の鳥居があるところで男坂と女坂の二手に分かれていますが、もちろんどちらの道を選んでも燈籠坂大師堂に到着します。
燈籠坂大師堂

燈籠坂大師堂

ドラマ内で、道子と甲斐さんがお弁当を食べていた場所です。お堂の脇から造海(つくろうみ)城跡へと続く階段があり、ドラマではここでキョンの鳴き声を聞いた二人が、通りがかりの人と話しをするシーンがありました。この道は未整備のため、危険だという内容の看板が立っていたので十分ご注意を。
住所:千葉県富津市竹岡4487

浜金谷駅から徒歩1分。ランチは手打ちそばか、フィッシュバーガーで。

JR内房線浜金谷駅

JR内房線浜金谷駅

竹岡駅周辺を散策したら、電車で一駅南下して浜金谷駅へ移動。駅前にある「SANGA
SOBA&COFFEE STAND」は、手打ちそばや地ビールも堪能できるおしゃれなカフェです。店内でゆっくり過ごせるので、電車の待ち時間に利用するのもあり。その隣には、フィッシュバーガーやクラフトコーラを楽しめる店「キャバレイズ」。テイクアウト可能なので、気に入った場所でゆっくりランチを楽しむこともできます。
SANGA SOBA&COFFEE STANDとキャバレイズ

SANGA SOBA&COFFEE STANDとキャバレイズ

住所:千葉県富津市金谷2192(SANGA SOBA&COFFEE STAND)

浜金谷駅から徒歩10分、名もなき神社?

浜金谷駅から海沿いに出ると金谷港があり、土産物屋や食べ物屋が入った施設があります。港では釣りをする人たちもたくさん。タイミングが合えば、チーバ君が描かれたフェリーを見ることができます。
東京湾フェリー チーバ君

東京湾フェリー チーバ君

海沿いを北上しながら歩いていると、鳥居が目に入りました。
名もなき神社?

名もなき神社?

鳥居をくぐって登っていくと、岩の間に石のほこらが。
名もなき神社?石のほこら

名もなき神社?石のほこら

短い道中、岩を削って造られた階段や、そこに根を張っている木の根っこが、なんともいえない雰囲気を醸し出していました。Googleマップ上に示されている名前は、「神社」だった。
住所:千葉県富津市金谷

浜金谷駅から徒歩15分、「浜金谷橋」

ドラマの終盤は、天気のいい日は富士山も見えるという半ループ橋の下にある、小さな橋から夕日を眺めるシーンがありました。
半ループ橋の下にある小さな橋

半ループ橋の下にある小さな橋

この日この小さな橋から見えたのは、久里浜へと向かう東京湾フェリーでした。
海の色は天候により見え方が異なるので、晴れた日はもっと美しい景色が見られるはずです。ここから夕日を眺めてから帰路に着くのもいいですね。
半ループ橋の向こうに東京湾フェリー

半ループ橋の向こうに東京湾フェリー

住所:千葉県富津市金谷

浜金谷駅から徒歩2分、総合観光案内所

一般的な観光名所を知りたい方は、総合観光案内所にもなっている「KANAYA STATION(金谷ステーション)」に立ち寄ってみましょう。
KANAYA STATION(金谷ステーション

KANAYA STATION(金谷ステーション

カフェ、日帰り入浴もあるので、最後にゆっくり汗と疲れを流して帰るのもよさそうです。
住所:千葉県富津市金谷2175
写真・文:鍋田ゆかり

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