MENU

地方

今はなき新幹線食堂車を再現したサービスエリアのレストラン。新幹線を眺めながらの食事は大興奮!

  • URLをコピーしました!

岡山県の観光地といえば、メジャーどころで岡山城や後楽園、倉敷の町並み、瀬戸内の島々、牛窓のオリーブ園…などが挙げられる。しかし筆者は岡山に住んで2年半、著名なスポットは結構訪れたので、もう少しディープな岡山を知りたい!ということで調べていたところ、岡山市のお隣・瀬戸内市長船町に「おさふねサービスエリア」なる施設を発見。なんでも新幹線好き・電車好きにはたまらない場所だとか。まさに新幹線と電車が大好きな子ども達も一緒に、行ってみました。

目次

ついたら即、絶景!赤い屋根の向こうに走る新幹線

岡山市から瀬戸内市を目指して、車で30分ちょっとドライブ。吉井川にかかる備前大橋を渡り、長船町へ。国道沿いを走っていると左前方に見えてきた赤い屋根の建物。これが「おさふねサービスエリア」だ。駐車場に着くやいなや、建物の向こうに走る新幹線を見て早くも子どもは大はしゃぎ。いや、大人も大興奮で早速撮影大会が始まる。

長船サービスエリア
どこかレトロな雰囲気もいい「おさふねサービスエリア」。すぐ後ろに新幹線が走っている。

お目当ては新幹線食堂車を再現したレストラン特別室

外からの眺めをひとしきり堪能した後は、早速館内のレストランへ。目指すはここの特別室、その名も「五つ星」だ。飲食代のほかに席代がかかるとあって、入り口の特別感とヘッドマーク風のサインにも期待値が上がる。

おさふねサービスエリア
窓側にある特別室「五つ星」。飲食代の他に席代( 大人[中学生以上]300円・小学生150円・幼児以下無料)がかかるが、毎月9のつく日は無料だ。
おさふねサービスエリア
ヘッドマーク風にデザインされた特別室のサイン。

日本で唯一の眺めを楽しめる空間

「五つ星」の中に入ると迎えてくれるのは、全長18mの巨大なNゲージ(鉄道模型)。これだけでも十分だが、窓の向こうには新幹線が走っている。このNゲージ越しに本物の新幹線を眺めながら食事ができるのは、日本でも唯一、ここだけなのだとか。模型と本物が目の前でシンクロした時の興奮といったら…。子どもたちより大人の方が盛り上がってしまった。さらに座席は新幹線の食堂車をイメージして作られており、旅気分が一層盛り上がる。

おさふねサービスエリア
Nゲージでは「はやぶさ」など人気の車両が走行中。
おさふねサービスエリア
「おさふねサービスエリア」の模型も。
おさふねサービスエリア
食事をした座席からも目の前に本物の新幹線が走るのを眺めることができた。次々といろいろな車両が走ってくるので見逃せない。

ホテルメイドの料理が味わえる

さて、忘れてはならないのがここはレストラン。料理はジューシーでボリューム感のあるハンバーグ、野菜たっぷりの五目ラーメンなどを食べたが、どれも満足感の高い味わい。「サービスエリアだし食事は簡単に済ませて…」と侮っていた自分を恥じた。実はここ、岡山城や後楽園にほど近く観光客に人気の「岡山プラザホテル」が経営。ホテルが誇る料理をサービスエリアで味わえるのだ。

おさふねサービスエリア
ハンバーグ定食(1,280円)ご飯と味噌汁付き。
おさふねサービスエリア
一番人気の五目ラーメン(980円)。確かに頼む客が多かった。
おさふねサービスエリア
新幹線のプレートに盛られたお子様ランチ(780円)。子どもは大喜びだ。

 


まだある!「おさふねサービスエリア」の楽しみ方

希望すると屋上から新幹線が眺められる

レストランでお腹も満たされ、特別室のNゲージと新幹線も存分に楽しんだが、実はまだお楽しみが残っているのだ。なんと希望すれば、建物の屋上に上がり、もっと間近で新幹線を眺めることができるという。早速スタッフの方に希望を伝え、案内してもらった。屋上からは目の前に吉井川の上を走る新幹線が大迫力で眺められる。これはなかなかお目にかかれない光景で、電車好きならもちろん、それほどという人でも興奮するはずだ。ちなみに結構な頻度で走行しているのであまり待つことはないが、特別室に通過時刻を記した表があるのでチェックしておくと良いかもしれない。

おさふねサービスエリア
来た来た!
おさふねサービスエリア
轟音と風も相まって大迫力!

なんと館内には温泉もある

屋上へ上がる途中、2階にある大浴場のそばを通った。今回は利用していないのだが、この長船温泉は公式サイトによるとpH9.9の強アルカリ性泉だという。強アルカリ性泉は肌にやさしく、つるつるになる「美肌の湯」として知られるそうなので、次回はぜひ試してみたい。

おさふねサービスエリア
2Fの大浴場

敷地内に下津井軽便鉄道の車両が

電車好きなら建物を出た後も忘れずチェックしたいのがこちら。駐車場の端から新幹線の高架下へ歩くと、現在では廃線になっている「下津井軽便鉄道」の車両がある。蒸気時代の木造客車や貨車、内燃時代の鋼鉄車両の3台が展示されていて、誰でも見ることができる。

おさふねサービスエリア
大正2年に開通し、平成2年に全線廃線となった下津井軽便鉄道の車両

岡山市内からドライブがてら気軽に訪れることができ、思いのほか大人も子どもも満喫できた「おさふねサービスエリア」。子ども達のスター車両・ドクターイエローや特別仕様の新幹線などが走ることもあるので、また時期や時間をしっかり調べて行ってみたい。今回の旅で筆者もすっかり新幹線ファンになってしまった。

 

おさふねサービスエリア
住所:岡山県瀬戸内市長船町長船1133-2
電話:0869-66-9215

※ご紹介したメニューは記載当時の情報のため、提供の有無・価格などが異なる場合があります。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね
  • URLをコピーしました!

関連記事