夫の「のびのび」とした時間が私の心を支える。

連載 | 田舎と田舎の二拠点生活 | 27 夫の「のびのび」とした時間が私の心を支える。

 私と娘が小豆島にいる間について「旦那さんを一人にして大丈夫?」とよく心配される。しかしご安心あれ。夫は自由に過ごせる独身生活を満喫している(笑)。もともとのびのびとした性格なうえに、個人事業主だから時間の使い方も融通が利く。やりたい! と思ったことを思う存分やっているので、時に私の想像を超える展開も生む。


夫がTwitterを始めたら、突然世の話題の的になった。


 先日、私と娘が小豆島にいる時、夫がTwitterを始めた。とはいえTwitterをやるなんて珍しいことじゃないので、気に留めずにいたら、開始10日でフォロワー数が1000人を超え、ある一つの投稿に12万を超える「いいね」がつき、投稿を見た約20社のメディアに取り上げられた。


 聞けば、知人から「Twitterは知らない人とつながる力があるから、いい広報になるよ!」と勧められて始め、まずはフォロワーを増やそうと、連日朝から晩まで興味がありそうな人をフォローしたり、おもしろそうなネタをアップしていたそう。そして「すべてナス科の野菜で作った、『ナス科の地上絵』」というツイートがバズッたのだ。いろいろな人に知ってもらっているこの機会に! と、ますます熱中したそう。


 もし、私と娘が同居していたら、「やりすぎじゃない?」と声をかけていそうな気がするし、娘も遊んでほしくてグズるだろうから、ここまで没頭できなかったに違いない。そもそも、夫は誰かがいたら「終日携帯ばかりと向き合う」なんてことはしない。一人だから終日夢中になれたのだ。


自由な夫に対する私の思い。


 なお、私のことも夫のことも知る知人から「夫が自由奔放に過ごしていて腹が立たないの?」とも、よく聞かれるが、むしろ夫がのびのび楽しんでいることが、私にとって救いでもある。育児・家事・仕事・介護に追われて毎日休息する暇がないうえに、24時間ずっと言葉も話さない娘と向き合っていると、世界が狭くなって窒息しそうになる。そんな時に夫と話すと、一気に世界が広がって楽しくなる。何より、大切な人が幸せであると分かるだけで幸せになる。


 そもそも、夫のいいところは、「楽しく生きる」名人であること。まずは自分自身が楽しく生き、次いで周りの人たちも楽しませている。だからこそ、日々、アイデアの連続。好奇心で作った「黒麹」を世界で唯一販売しては大ブレイクを起こしているし、11月からは友人とラジオをはじめ、「宮本こけし」という名前で恋愛相談にのるそう(夫は私と違って恋愛経験豊富)。


 無数のアイデアの中には空振りも無茶振りもあるけれど、そんなこともひっくるめて、一緒にいて楽しい。これからも、夫にはのびのびと楽しく生きていてほしいな。


ある日の夫婦


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 9月に産後初の遠出の「発酵旅」へ! 夫と娘、友人3人と一緒に、長野県の酒蔵と山梨県の味噌蔵、ワイナリー、ワインビネガー&バルサミコ酢製造所へ。さらに行程の中では、『五味醤油』の兄妹が行う「発酵兄妹のCOZY TALK」に夫婦共に出演させてもらうというスペシャル体験も。育児をしていると、毎日が同じような過ごし方になるので、刺激の多い時間がいちだんとありがたく思える。

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