TOP写真:弥生吹奏楽団のキャラクター、アフロの「婆婆時代」もユニークなダンスで会場を盛り上げる。
なぜ道の駅を選び、どう活用を考え、実際にやってみてどうだったか、次回やるならばどういうところを工夫するかなど、道の駅を「うまく使っている」みなさんにあれこれと聞いてきました!「今度道の駅で、こういう企画やってみませんか?」という会話が生まれそうな実例を紹介します。
道の駅DATA:大分県佐伯市弥生上小倉898-1 www.michinoeki-yayoi.com
生演奏で盛り上がる! 夏の夜の音楽祭。
「水辺の里の音楽会」は、大分県佐伯市にある『道の駅やよい』の開業当初から続く長寿イベント。「音楽と食事が楽しめる催しで道の駅を盛り上げたい」という『弥生吹奏楽団』の発案から始まり、今年で23度目の開催を迎えた。
手づくりの会場はあえて舞台を低めに設定し、演奏者と観客の距離が近いところがポイント。野外イベントゆえに「天候によって開催状況を左右されるのが一番の苦労」と語るが、市原美香さんら『弥生吹奏楽団』のメンバーによる懐かしのナンバーやアニメのヒット曲の演奏に加え、ゲストミュージシャンによる多彩な音楽で、毎年400名以上の観客を楽しませてきた。
長くイベントを続ける秘訣を「道の駅と協力体制を築くこと」と語る市原さん。この音楽会だけでなく、4月の周年祭や11月の収穫祭など道の駅主催のイベントにも積極的に参加し、年間通じて道の駅とつながっている。人気イベントの立役者となった市原さんは「コロナ禍の中でも毎年開催を続けてこられたのは、ひとつの誇り。来年以降も継続して開催していきたいです」と今後の意気込みを語る。
道の駅の担当者から一言:「水辺の里の音楽会」が開催される日は、道の駅でも「夜市」「夜の水族館」を開催しています。夜間営業は年に一度のことなので、私たちにとっても楽しみのひとつです。これからも一緒にイベントを盛り上げたいです。
text by Sho Suzuki
記事は雑誌ソトコト2023年11月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。