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連載 | スマイルアフリカプロジェクト

タスキをつないで走る、「スマイル アフリカプロジェクト ランニングフェスティバル2018」開催。

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今回で6回目となる秋のランニングイベント、「スマイル アフリカ プロジェクト ランニングフェスティバル2018」を2018年11月24日、東京・有明の「東京臨海広域防災公園」で開催しました。アフリカのケニア・ナイロビまでの距離、約1万1300キロをみんなで走って目指すイベントです。

目次

めざせ、ケニア・ナイロビまでの約1万1300キロ。

 今や東京・有明の秋の風物詩ともなった「スマイル アフリカ プロジェクト ランニングフェスティバル2018」を2018年11月24日、「東京臨海広域防災公園」で開催した。

 6回目となる今大会には前年よりも多い127組41 1名が参加し、シューズ特別回収の特設ブースへは363足ものシューズが寄せられた。

集まったシューズ。アフリカへ送られる。
集まったシューズ。アフリカへ送られる。

 きれいに洗った一足一足をそれぞれビニール袋に入れ、わかりやすくサイズを書いて寄贈をしてくれた親子は、前年に続いて「親子ラン」に参加するという。

 「子どもが楽しんでいたから、今年も来ました」という親子は多い。小学生以下の子どもと保護者がいっしょに1.35キロを走る「親子ラン」は毎回、実にほのぼのとした光景を見せてくれる。プロジェクトのフロントランナー・高橋尚子は子どもたちに、「みんな、お父さんやお母さんを置いていかないで、いっしょに走ってね!」と笑いながら呼びかける。

「親子ラン」のスタート前に記念撮影。そして、スタート。
「親子ラン」がスタート。

 今回もそんな呼びかけの後、和やかに大会のスタートを切った。最初に行われた「親子ラン」のゴール前では高橋が一人一人とハイタッチし、みんな、完走の喜びにあふれていた。

 続いて行われた「3時間リレーマラソン」は、車いすランナーも同じコースをいっしょに走る、このイベント独自の趣向が盛り込まれている。ゲストの車いすランナーで、シドニーから4大会連続でパラリンピックに出場している廣道純さんはこう呼びかけた。

 「今日はみんなでいっしょに、楽しく走ってください。一般と車いすのランナーがいっしょに走れる大会なんて、ほかではなかなかありませんよ」

 会場の一角には「車いす体験コーナー」も設けられ、競技の合間、子どもたちが積極的にトライし、苦労しながらも楽しそうに操っていた。

一般と車いすランナーがいっしょに走る大会。
一般と車いすランナーがいっしょに走る大会。

2020年に向けて、みんなで走ろう。

 今回もユニークなチームが集まった。これまでのすべての回に参加してきた「おせっかいジャパン」チームは今回も顕在だ。青年海外協力隊OB・OGらのチームもすっかり常連だ。

 「2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、ここで海外の方々を迎える体力を高めようと笑顏で走りきりますよ」

大会の運営は、大勢のボランティアが支えてくれた。そのみなさんと記念撮影。
大会の運営は、大勢のボランティアが支えてくれた。そのみなさんと記念撮影。

 ほかにも飲み仲間や職場の同僚チーム、SNSの呼びかけで緊急結成されたチーム、半年間のハネムーンで訪ねた海外13か国で、現地のマラソン大会に参加した女性ランナーがリーダーとなったチームもあった。

 「3時間リレーマラソン」は、チームのそれぞれがタスキをつなぎ、3時間で走った距離を測るが、毎回気になるのがすべてのチームが走った合計だ。日本からケニア・ナイロビまでの約1万1300キロを目標に、毎年の走行距離の累計を出している。今回の総走行距離は2149.2キロだった。これまでの累計で9353.2キロとなった。

 あともう少しだ。これはいわばランナー一人一人が刻んできた一歩一歩の賜物で、プロジェクトの明るい未来を感じた。

大会の最後にみんなでいっしょに撮影。前年を上回る参加者、総走行距離数だった。
大会の最後にみんなでいっしょに撮影。前年を上回る参加者、総走行距離数だった。

 

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