1. くらしのアナキズム
「のきした」は発足から1年足らずで次々と場をつくってきましたが、すべて合議で進められてきました。なぜか多数決を採用したことは一度もないのですが、この本を読んで、その理由が分かりました。多くの人に読んでほしいです。(元島 生)
書籍情報
著者:松村圭一郎
出版社:ミシマ社
著者:松村圭一郎
出版社:ミシマ社
2. まともがゆれる 常識をやめる「スウィング」の実験
ギリギリアウトからセーフゾーンを広げるスウィングの日常の中に、この社会のモヤモヤを考えるヒントがあります。『リベルテ』と同じNPO法人で、福祉施設を運営する木ノ戸さんによるスウィングの実録です。(黒岩友香)
書籍情報
著者:木ノ戸昌幸
出版社:朝日出版
著者:木ノ戸昌幸
出版社:朝日出版
3. 美学特殊C 「芸術」をひらく、「教育」をひらく
『犀の角』のオープン以来、著者の熊倉さんにはイベントなどでお越しいただきました。「三田の家」の取り組みや脱芸術的な考え方は、常に既存の場や価値観の外側が意識されていて、少し前の本ですが今でも新鮮です。(荒井洋文)
書籍情報
著者:熊倉敬聡
出版社:慶應義塾大学出版会
著者:熊倉敬聡
出版社:慶應義塾大学出版会
4. べてるの家の「非」援助論 そのままでいいと思えるための25章
問題だらけでもそのままでいい。その日誰が来るかわからないが商売が続く。ミーティングなんかしたって解決しないけど話し合う。そんな目から鱗の話ばかりで、ここで読んだことが今の活動にもつながっている気がします。(荒井舞)
書籍情報
著者:浦河べてるの家
出版社:医学書院
著者:浦河べてるの家
出版社:医学書院
5.ルポ つながりの経済を創る スペイン発「もうひとつの世界」への道
誰もが安心して生きられる社会への変革は、「議会」「通り(に繰り出して声をあげる)」「生活」の3つを通してこそ、実現可能だということを示してくれている本です。スペインの市民が行う、多様な実践に続きたいです。(野川未央)
書籍情報
著者:工藤律子
出版社:岩波書店
著者:工藤律子
出版社:岩波書店
photographs by Yusuke Abe text by Sumika Hayakawa
記事は雑誌ソトコト2022年3月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。