『イチバンセン』・川西康之さんが選ぶ「ローカルデザインのヒント本5冊」

『イチバンセン』・川西康之さんが選ぶ「ローカルデザインのヒント本5冊」

2022.05.05

1. プレゼンタクティクス

高校生の頃、水戸岡鋭治さんに憧れて、鉄道や公共空間の設計・デザインの世界に飛び込みました。コンピューターがない時代、気が遠くなるほどの手間をかけて描かれたこのデザイン画集を、食い入るように眺めていたことを覚えています。

書籍情報

著者:水戸岡鋭治
出版社:商店建築社

2. 街道をゆく─オランダ紀行

ローカルで設計やデザインの仕事をする際、その地域の歴史や風土、人々が何を考え、どう生きてきたかを知ることは大切です。『街道をゆく』で書かれた地域でプロジェクトに取り組むことがあれば必ず読みます。オランダ時代にも読みました。

書籍情報

著者:司馬遼太郎
出版社:朝日新聞社

3. おもろい町人 ─住まう、遊ぶ、つながる、変わる、まち育て

著者は、ファシリテーターとして住民の意見をまとめ、まちの空間をつくる活動を何十年も前から実践されている先駆者です。「まちづくり」とは言わず、まちとともに住む人を育てることが大事だという観点から「まち育て」と表現されています。

書籍情報

著者:延藤安弘
出版社:太郎次郎社エディタス

4. 「ごっくん馬路村」の村おこし ─ちっちゃな村のおっきな感動物語

人口1300人ほどの高知県の山奥の村で、反対意見を押し切って柚子をポン酢やドリンクに加工して販売し、大成功した農協職員の挑戦を描いた本。住民の声に耳を傾けつつ、設計者としての強い意志を持つ大切さを思い出させてくれます。

書籍情報

著者:大歳昌彦
出版社:日本経済新聞出版

5. THE PUBLIC CHANCE ─New urban landscapes

スペインのまちづくりの専門誌『a+t』の、公共空間の特集をまとめた事例集。建築家やランドスケープデザイナーが手がけた世界各地の公園や広場の再生、公共空間のリノベーションの写真や図面が掲載され、参考になります。

書籍情報

著者:Aurora Fernandez Per、Javier Arpa
出版社:『a+t』編集部

photographs by Hiroshi Takaoka  
text by Kentaro Matsui

記事は雑誌ソトコト2022年5月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。