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サスティナビリティ

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド

『ハートビートプラン』代表・泉英明さんの選書

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 (150414)

(左から)1. NEXT GENERATION GOVERNMENT 次世代ガバメント ─小さくて大きい政府のつくり方 / 2. ストリートファイト ─人間の街路を取り戻したニューヨーク市交通局長の闘い
目次

1. NEXT GENERATION GOVERNMENT 次世代ガバメント ─小さくて大きい政府のつくり方

多様化する生活スタイルや志向に行政のOSが合わなくなっていて、アップデートが必要だと指摘。DXで公共空間を開放し、有効利用できれば、「関わりしろ」が増え、人のつながりも広がるはず。行政の方に読んでほしい本。
著者:若林恵(編)
出版社:黒鳥社

2. ストリートファイト ─人間の街路を取り戻したニューヨーク市交通局長の闘い

ニューヨークのタイムズスクエアを歩行者天国に変えたり、各所に広場を設けたり。当時の市長が策定した「plaNYC」を具体化するプロジェクトの全貌をレポート。社会実験でデータを取る重要性に気づかされます。
著者:ジャネット・サディク=カーン、セス・ソロモノウ、中島直人(訳)、石田祐也(訳)、関谷進吾(訳)、三浦詩乃(訳)
出版社:学芸出版社

3. ぼくはイエローでホワイトで、 ちょっとブルー

「元・底辺中学校」に通う男の子の物語。「誰かの靴を履いてみること」という章がありますが、それは相手の立場に立って行動すること。プレイスメイキングも多様な人が快適に利用するにはどんな配慮が必要か考えるのが大事。
 (150415)

著者:ブレイディみかこ
出版社:新潮社

4. にぎわいの場 富山グランドプラザ ─稼働率100%の公共空間のつくり方

「富山市まちなか賑わい広場」(愛称:グランドプラザ)の計画から運営まで携わった著者が、快適な場や利用される場をつくるには運営者が大切であることを示した本。運営者のキャラクターが場のキャラクターをつくります。
 (150416)

著者:山下裕子
出版社:学芸出版社

5. 都市の鍼治療 ─元クリチバ市長の都市再生術

ブラジル・クリチバの元・市長の施策を紹介。プレイスメイキングでは、まちの魅力や課題などの全体を捉え、何を行えばいいかという想像力を持つことが大切だと言います。ツボを押さえ、全体の血行を促す「鍼治療」のように。
 (150417)

著者:ジャイメ・レルネル、中村ひとし(訳)、服部圭郎(訳)
出版社:丸善刊
photographs by Hiroshi Takaoka & Yuichi Maruya text by Kentaro Matsui

記事は雑誌ソトコト2022年11月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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