テレワークが広がり、移住を考える人が増えています。
オフィスや顧客の近くといった、これまでの制約が住まい選びからなくなったとしたら? さて、あなたはどこに住みたいでしょうか。
東京都江東区の不動産会社、株式会社Alba Linkでは全国の男女500人を対象に「テレワークになったら住んでみたい街」と、その理由についてアンケート調査を行いました。
キレイな海、さらに交通の便も良い街といえば
その結果、市区町村ランキング第1位となったのは那覇市!
主な理由としては
周りにきれいな海があり、少し足を伸ばせばもっとゆったりできる場所がたくさんある一方、生活にも困らないくらいお店等があり、不便ではないため。(40代女性)
那覇市といわず暖かく、海がきれいなところに住みたい。ただ、ある程度交通の便はよく、電車だけではなく空港が近いところがいい。(20代女性)
以前から沖縄に住んでみたいという思いがあるのと、那覇だと生活環境も充実していると思うからです。(30代男性)
などがあり、温暖な気候やキレイな海への憧れとともに、利便性も兼ね備えていることが決め手となっています。さらに市区町村ランキングのトップ10がこちら。
鎌倉市、福岡市、札幌市、軽井沢町と続き、2位以降も観光地やリゾート地としての魅力とともに、買い物や交通といった利便性の良い地域が好まれています。通勤の必要がないテレワークとはいえ、暮らしやすさを考慮し、田舎よりも都市に人気があるようです。
次は都道府県別ランキング、選ばれたのは?
それでは都道府県別に再集計してみると――、堂々の1位に輝いたのは神奈川県でした。
東京都との得票差は2票という僅差ですが、市区町村ランキング2位の鎌倉市の他にも、ランク外には横浜市(8票)や小田原市(6票)などがあり、人気の街を数多く抱えているのがトップの理由です。
ではなぜ都道府県ランキングのみ、東京都が大躍進したのでしょう。票の内訳を見てみると、渋谷区(6票)、新宿区(6票)、世田谷区(5票)、杉並区(4票)といった23区内だけでなく、八王子市(2票)、小笠原村(2票)、八丈島(1票)など23区外の地域からも幅広く得票。
市区町村部門では人気が分散してしまったためにトップ10にこそランクインしなかったものの、やはり魅力的な街が多いということなのでしょう。
テレワークが主流になったら、どんな街が好まれるか
「テレワークになったら住んでみたい街」の理由として寄せられた回答から、頻出ワードを抽出。
すると、テレワーク時代に好まれる街の基準も見えてきました。
もっとも重要視されていたのは、「自然」。「山」や「海」といったワードも上位に入っていることから、多くの人が住環境に豊かな自然を求めていることがわかります。仕事の疲れをすぐにリセットできるような風光明媚な景色、サーフィンやキャンプなどが気軽に楽しめる環境、欲しいですよね。
また、「便利」「車」「交通」なども多く含まれていることから、利便性が良いことも大切なことがわかります。旅行ではなく暮らすとなると、やはり大自然よりもほどよい都会が好まれるということでしょう。
神社仏閣や自然が好きなので空いた時間に気軽に観光ができて、電車で都内や横浜に出るのにも便利なところが良いと思います。(20代女性・鎌倉市希望)
沖縄が好きなので。那覇なら空港もあるのでたまの出勤で都会に出るにも便利だし病院などの利便性を考えると内地にいた方が安心だから。(30代女性・那覇市希望)
都会で便利だし自然もある程度あるので快適に過せそうだから。(40代女性・札幌市希望)
そして、「実家」も9位にランクイン。6位の「田舎」という言葉を自分の地元というニュアンスで使用している方も合わせると、仕事さえあれば故郷に帰りたい人も少なくないようです。
より充実した暮らしに、必要なものとは
今はまだ、賛否両論あるのがテレワーク。でも、より自分らしい生活環境が選べるというのは、間違いなくテレワークのメリットでしょう。これからさらにテレワークが普及したら、あなたは何をいちばん大切にして住まいを選びますか?
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