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小さくも大きなアクション! 電気を切り替えて、環境のことを考えた暮らし。

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この数年、テレビや新聞、ネット上などで見かける「電気を切り替えませんか?」という電気小売業者の広告。価格訴求のプランもたしかに魅力的ではありますが、日々使う電気だからこそ選ぶ基準は価格だけではありません。地球温暖化対策に貢献する電気を選ぶこともできるのです。

ニュースなどでよく耳にする地球温暖化による気候変動。台風や洪水、干ばつなど世界規模の自然災害が毎年のように起こり、しかもその規模は年々大きくなるばかりです。その原因の一つとされるのが二酸化炭素などの温室効果ガスの増加です。これ以上の地球温暖化を防ぐため、世界では2050年までに二酸化炭素の排出量を減らす(ゼロにする)努力が続けられています。

とても深刻な課題ですが、あまりにも問題が大きすぎて、「国や企業が取り組む目標であって、私たちにできることってないよね……」と考えがち。しかし、私たちにも簡単に地球環境に貢献できる方法があるのです。その一つが「電気を切り替える」ことです。

「なんで電気なの?」「どんな電気に替えればいいの?」「どうやって替えるの?」といった「?」が浮かんできます。そんなみなさんの「?」に一つずつ答えていきます。

まず、「なぜ電気なの?」という疑問ですが、実は私たちは暮らしているだけで多くの二酸化炭素を出しています。2020年度の環境省の調査(※1)によれば、世帯あたりの年間二酸化炭素排出量は約2.9トン- CO₂。数字だけではイメージしにくいのですが、これはスギの木約207本が吸収する二酸化炭素の量(※2)に相当します。そして、そのうちの約65パーセントが電気の使用に伴うもの。電気を使うことと二酸化炭素の排出は密接な関係にあるのです。しかし、いくら二酸化炭素を排出するからといって、現代社会では電気を使わないわけにはいきません。節電・省エネにも限界はあります。

そこで注目されるのが電気の「プラン」です。現在、電気の発電方法や、電気を利用するために契約する「電気のプラン」にはいろいろな種類があり、各世帯で自由に選ぶことができるようになっています。そしてその中には地球環境に貢献できる電気があるのです!

『東京ガス』の「さすてな電気」も、環境のことを考えた電気の一つ。そこで、『東京ガス リビング営業計画部エネルギー事業推進グループ』の三浦芽久さんに、「どんな電気に替えればいいの?」、そして「どうやって替えるの?」といった電気の切り替えの際に気になる5つの「?」について伺いました。

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Q1:電気を替える(選ぶ)って、どういうこと?

A1:電気の「質」に違いはありませんが、電気の付加価値やサービスが増え、消費者はそれを選ぶことができます。

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電気はさまざまなエネルギーからつくられます。石炭や石油、液化天然ガス(LNG)による火力発電、また近年注目されているのが再生可能エネルギー、つまり太陽光や太陽熱、水力、風力、地熱、バイオマスなど自然環境から得られるエネルギーを利用した発電も増えてきています。

以前は、地域で使う電気を供給する会社は決まっていて、選ぶことはできませんでした。しかし、2016年の電力自由化で、さまざまな企業が電力小売業に参入。「ガスとセットにするととてもお得です」「ポイントが付きますよ」「再生可能エネルギーによる電力だけを提供します」など、それぞれに特徴を打ち出しています。つまり、電気に価格やサービス、環境にいい、などという付加価値がつき、消費者は電気を選べるようになりました。そうした電気の中から、環境に配慮した電気を選べば、温暖化対策に貢献できるのです。より具体的な電気の「?」には、私たち『東京ガス』が提供している「さすてな電気」を元にお答えしていきますね。

Q2 :環境にいい電気に切り替えると、具体的にどれくらい地球環境に貢献ができるの?

A2:「さすてな電気」に切り替えていただくと、電気の使用によって家庭から排出される二酸化炭素量を、実質ゼロ(※3)にすることができます。

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「環境価値」を付加した「実質再生可能エネルギー」の「さすてな電気」は、二酸化炭素排出実質ゼロ(※3)。こういった「再生可能エネルギー指定の非化石証書」を利用した電気に切り替えると、家庭から出る二酸化炭素のうち、電気に由来する分を実質ゼロ(※3)にすることができます。各世帯が出す二酸化炭素のうち、約65パーセントが電気由来によるものであることを考えると、とても大きな変化ですよね。

では、どのくらいの二酸化炭素が実質ゼロ(※3)にできるのでしょうか。試算(※4)によれば、一戸建て3人暮らしで年間4700kWh(40A)利用しているとすると、およそ2トン分の二酸化炭素の排出量が実質ゼロとなり、スギの木約149本が吸収する量に匹敵します。集合住宅に1人暮らしで年間2200kWh(30A)利用しているとすると、およそ0.9トン分の二酸化炭素の排出量が実質ゼロになり、スギの木約69本分の吸収量に相当するのです。

Q3: 環境にやさしい電気って高いんじゃない?

A3 :「さすてな電気」は、お切り替えがまだの方であれば(※5)今の電気代と変わらない料金です。

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電力自由化により、電気小売業者が増えたことで、自分にあった電気のプランを選択できるようになりました。価格を重視したプランのほか、再生可能エネルギー100パーセントのプランなどもあります。そんな電気のプランを選ぶ際、「環境には配慮したいけれど、電気代が高くなるのは嫌だな」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。「さすてな電気」は、環境貢献できる電気をお切り替え前と同等の価格でお使いいただけるプランです(※5)
(※5)東京電力エネジーパートナー株式会社の電気料金プラン「従量電灯B・C」と比較して、原則、使用電力量によらず電気料金が同等になることを示します。ただし、口座振替割引サービスが適用されているお客様についてはこの限りではありません。

Q4:変更の手続きは面倒じゃないの?

A4:インターネットから簡単に切り替えができます。

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切り替えの方法はとても簡単です。「さすてな電気」では、インターネットで切り替え手続きができます。店舗に行かなくても、今利用している電力会社への解約の連絡や、特別な工事・メーターの交換は原則不要ですし、切り替え時の停電リスクも変わりません。

Q5:「さすてな電気」に興味が湧いてきました。どんな電気なのか、もっと教えてください。

A5 :2021年6月にスタートした、地球への環境貢献ができる電気です。

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『東京ガス』が「さすてな電気」の販売を始めたのは2021年6月。2019年に発表した弊社の経営ビジョン「Compass2030」のなかで、経営課題の一つとして「CO₂ネット・ゼロをリードする」を掲げました。その一つの取り組みとして、ご家庭で二酸化炭素排出実質ゼロ(※3)を実現する「さすてな電気」が生まれました。「さすてな電気」では、通常の電気に「環境価値」を付加することで「環境価値のある電気」、つまり実質的に二酸化炭素を排出しない電気とし、それをお客様に提供しています。

特徴は大きく3つ。1つ目は、Q3でも紹介したように料金が、切り替え前と同等のままだということ。同じ価格で、しかも地球の環境貢献ができる電気です。

2つ目は1契約ごとに1本植樹を行うこと。環境に貢献していることを、お客様に実感していただける取り組みです。ちなみに、2021年度は茨城県で植樹を実施しました。

3つ目は「さすてな電気」では、ウェブサイト上にお客様のマイページがつくられること。お客様はマイページで、月々の電気使用量や環境への貢献度を確認することができますよ。

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2021年10月に茨城県内の山中で行われた植樹の様子。各専門分野でご活躍されているボランティアメンバーと山の斜面に、ブナ、ミズナラ、ヤマボウシ、ヤマザクラといった落葉広葉樹の苗木を一本一本手で植樹した。
どの視点で電気を選ぶか。私たちが暮らしていく地球のことだからこそ、無理なく環境に貢献できる「電気の切り替え」を、考えてみてはいかがでしょうか。
text by Reiko Hisashima illlustrations by Ryo Honda

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