「蝦夷松」、この木なんて木?
大きいものでは40mを超える高さがある蝦夷松。
盆栽用樹として植えられることもあります。
この木なんて木?
答え:えぞまつ
答えは「えぞまつ」でした!蝦夷松は、常緑樹のひとつで樹皮にうろこ状に割れ目が入っているのが特徴です。木目がまっすぐで美しいことから、建築材料にも古くから使われてきました。成木になると蝦夷松の枝は垂れ下がることが多く、優しい印象を与えることから「おんなまつ」と呼ばれることもあるのだそう。
蝦夷松の由来
蝦夷(旧北海道)に多く生えていたことから蝦夷松と名前がついたと言われています。ちなみに蝦夷という言葉は大和政権の支配下になかった北陸や北海道などに住んでいた人を指す言葉だったのだとか。
北海道の木に指定された蝦夷松
蝦夷松は北海道の木として昭和41年に指定され、北海道では蝦夷松の利用の歴史も古く、住宅をはじめ、家具、ピアノの響板、ギターなどに利用されています。とくに音響性能が良い蝦夷松は、国産材の中では最も優秀だと言われています。北海道ではトタン板が普及する前は蝦夷松が屋根葺きに使用されていたこともあったのだそう。
お店にある、レア物グランドピアノ 「シュベスター」。日本メーカーの完全手作りピアノ。1963年製、響板に北海道のエゾ松を使用。倍音が伸びてい〜い音してます。 pic.twitter.com/6lV38eEvWu
— ピアノカフェふうこ (@piano_fuuko) May 24, 2020
今回は、蝦夷松をご紹介しました。蝦夷松は、5~6月頃になると花びらのない控えめな花を咲かせるそうですよ!