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甘しょっぱい東北の夏おかず「しそ巻き」を常備菜に!

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自炊をする機会は増えたけど、時にはおかずを何品も作る体力がない日もある……お惣菜に頼ったり、主菜とおかずだけ!という日にしたりもあるだろう。同じものばかり副菜に用意するのもはばかられる……。そういう場合は、ぜひ常備菜を活用しよう。今回は、簡単に作れて日持ちする東北のおかず「しそ巻き」をご紹介。

目次

しそ巻きとは

しそ巻きは、宮城など東北地方で親しまれている食べ物。甘く味つけた味噌を青しそ(大葉)でくるみ、サッと揚げたものだ。味噌の中には、白胡麻やくるみの砕いたものを混ぜ込むことが多い。

ごはんのおかずや、甘しょっぱいのでお茶請けにもなり、お酒のお供にもなる。ご近所さんのお家にお茶をしにいく「お茶っこ」の際の手土産としても好まれてきた。

その歴史は古く、伊達政宗が作らせたのが始まりという説もある。当時から仙台には「仙台味噌」と呼ばれる味噌があり、現在も当時の材料や製法にならって味噌が製造されている。米麹と大豆で作られた辛口の赤味噌で、そのままおつまみとして食べることもできるほど風味豊かなので「なめみそ」という呼称もある。

今回は、仙台味噌と白ごまを使ったしそ巻きを作ってみよう。仙台味噌が手に入らないときは赤味噌を用意してぜひ作ってみてほしい。


しそ巻きのレシピ

レシピ

材料(10個分)

siso

しその葉(大葉) 10枚
薄力粉 10g
味噌 20g
砂糖 15g
揚げ油 適宜

 

作り方

  1. しその葉を水洗いし、水気を拭いておく
  2. 味噌に砂糖を入れよく混ぜる
  3. 2に少しずつ小麦粉を入れ、固さを調整する(固くなりすぎないように)
  4. しその根元の方に3を乗せて、くるっと巻く(楊枝で止めると崩れにくい)
  5. 4を油で揚げ焼きし、しっかり油を切る。お好みで白ごまをまぶす

 

しそまき

揚げたしその葉がパリパリと食感良く、味噌のしょっぱさでごはんが進む、「ごはん泥棒」なおかずに仕上がった。白米をいくらでも食べてしまいそう。

塩分濃度が高いため傷みにくいのも便利で、お弁当のおかずにもぴったり。冷蔵庫でおよそ1週間ほど日持ちするので常備菜としてはかなり優秀ではないだろうか。

白ごまやくるみ以外にも、家庭や地域によっては七味唐辛子やホヤを入れることもあるなど、アレンジも効きやすい。夏の自炊生活のサポート役として、休日にまとめて作っておいてはいかがだろうか。

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