「雷魚」どんな魚?
答え:ハタハタ
答えは「ハタハタ」でした!雷魚はスズキ目に属する魚の一種です。雷魚はほかにも「鱩」、「鰰」などと書くこともあります。雷魚は海が荒れ、雷がとどろく日に産卵するために浅瀬に大群で押し寄せる姿から雷魚とも呼ばれています。海の荒れた中で漁をしなくてはならないため、漁師泣かせの魚としても有名です。産卵のために深海から接岸してきた雷魚を釣るために、多くの釣り人が岸壁に立ち並ぶ姿は冬の風物詩にも。
これがハタハタ!上がメスで、お腹につまっているのが卵の「ぶりこ」です。
— 秋田県立近代美術館 (@akitamma) February 23, 2016
ハタハタは焼いても、湯引きしても、お鍋に入れてもおいしい。
小田野直武《雷魚図》(展示作品)
秋の土用を過ぎて、雷が鳴る頃に獲れるので、「雷魚」だそうです。 pic.twitter.com/HyJJWSaSee
山形県の雷魚
山形県は雷魚の産地で知られています。山形県の雷魚の旬は9月~12月頃で、庄内地域では毎年、大黒様のお歳夜となる12月9日に雷魚を甘みその田楽にして食べる風習が残っているのだそう。雷魚は塩焼きや煮付け、天ぷらなどさまざまな料理で楽しまれていますが、さっぱりとした湯あげがオススメです。雷魚はうろこが無いため水を入れて煮立った鍋で雷魚を茹で、大根おろしと醤油と一緒に頂くだけ。手軽に美味しく食べられる冬の定番料理なのだとか。また一時期、雷魚の漁獲量は減少傾向にありましたが、山形県の漁業に携わる人たちによって漁獲制限や資源管理を行った結果、復活したという歴史もあるのだそう。
ハタハタの湯上げ~山形県庄内地方の郷土料理~ https://t.co/z9NsYhvzSB pic.twitter.com/UZ4K7rjKm8
— All About 暮らし (@allabout_recipe) July 29, 2020
今回は「雷魚」をご紹介しました!
参考:農林水産省(https://www.maff.go.jp/index.html)
参考:おいしい山形(https://www.yamagata.nmai.org/index.html)