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「持子」なんと読む?
答え:モツゴ
答えは「モツゴ」でした!持子はコイ目コイ科モツゴに属する魚です。東京都では「クチボソ」、滋賀県では「イシモロコ」、岐阜県では「ヤナギモロコ」と呼ばれることもあります。持子の体は細長く側扁形、褐色を帯びているのが特徴で、産卵期になるとオスの体は真っ黒になります。ちなみに「クチボソ」と呼ばれるのは持子の口が小さく、上向きだからだそう(諸説あり)。
長野のため池で取れたモツゴの迫力にひれ伏しなさい pic.twitter.com/JYH0hDQ4Ee
— タッツン (@tatsukintokidai) November 20, 2021
東京都の持子
クチボソの名で知られる東京都の持子。産卵期は5月~7月頃で、卵は水草だけでなく、硬そうな杭やプラスチック片などの表面にも産み付けます。生まれたばかりの持子は5mmほどですが、藻類のほか、イトミミズや水生昆虫などを食べて2年程で約10cmに成長します。また比較的、水の汚い場所でも生き延びることが出来るため、1950年~1960年代の高度経済成長期にも最後まで生き残った魚でもあるそうです。
水の汚染にも強い持子が現在、減少傾向に
水の汚染にも強く、高度経済成長期にも生き残ってきた持子ですが近年、減少傾向にあると言います。その原因のひとつは「外来種」の存在。ブラックバスやブルーギルといった外来種による食害が起こっているのだそう。山口県や高知県などでは持子を絶滅危惧種に指定しています。
【東京】多摩川でクチボソ #釣り https://t.co/0LeKzj3gKshttps://t.co/53Xe1odUU9 pic.twitter.com/3HwTImzcs6
— 魚速報 (@uosoku1) June 12, 2020
今回は「持子」をご紹介しました!
参考:三鷹市(https://www.city.mitaka.lg.jp/)
参考:東京都島しょ農林水産総合センター(https://www.ifarc.metro.tokyo.lg.jp/)