「氷魚」でなんと読む?
答え:コマイ
答えは「コマイ」でした!氷魚はタラ科に属した全長40cmほどの魚です。氷魚のほかに「氷下魚」と書くこともありますが、氷下魚のほうが一般的かもしれません。大きさによって小型=ゴダッペ、大型=オオマイと呼び名を変えることもあります。
1週間ぶりのコマイ釣り
— K.Kikuchi (@MUMPOND1091) November 13, 2021
行くたびにコマイが成長してちょうどいい型になってきた!
新作の仕掛けも調子良かった👍#北海道 #釧路 #コマイ #カレイ #釣り pic.twitter.com/c6TGQnKyCh
水温が0℃以下でも問題なし!
氷魚は血液中に凍結を防ぐ物質を持つため、水温が0℃以下になっても生存可能です。
北海道の氷魚
北海道は氷魚の産地です。氷魚は北海道で漁獲されるタラ科(氷魚、スケトウダラ、マダラ)のなかでも最も小型で知られています。北海道の氷魚の産卵期は1月~3月頃。水温が0℃以下でも生存可能な体質を活かし、岸近くの氷点下もしくは氷点下近い水温の場所で卵を産みます。北海道では根室海峡の野付半島周辺が産卵場として有名です。氷魚の身は淡白な白身で、漁獲してすぐに凍結し「ルイベ(魚を一度冷凍し、解凍せずに刺身にして食べる料理)」にして食べるのがオススメなのだそう。生干し(塩干し)にすると独特なにおいがしますが、味は絶品で評判が良いのだとか。
氷下待ち網漁
氷に穴を開け、氷の下から定置網や釣りで氷魚を漁獲する「氷下待ち網漁」は北海道の冬の風物詩のひとつです。コマイを漢字で氷魚、氷下魚と書くようになったのもここから来ているのだとか(諸説あり)。
道東で伝統的に行われている氷下待ち網漁。チカやコマイを捕り、氷上に残された雑魚(小型のカレイやカジカなど)はワシの餌となる。毎日大量の食べ物が同じ場所に置かれる訳でなく、氷が解ける春の訪れとともに終了する自然の流れに則った漁法だ。 pic.twitter.com/QVB8QQ6A02
— 猛禽類医学研究所 齊藤慶輔 (@raptor_biomed) February 20, 2015
今回は「氷魚」をご紹介しました!
参考:北海道(https://www.pref.hokkaido.lg.jp/)
参考:農林水産省(https://www.maff.go.jp/index.html)