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「鰾」でなんと読む?
魚に票で、なんだこれ・・・?
鰾を持つ魚もいれば、持たない魚もいます。
魚種を判別するのにも役立っているらしい・・・。
これなんと読む?
鰾を持つ魚もいれば、持たない魚もいます。
魚種を判別するのにも役立っているらしい・・・。
これなんと読む?
写真撮ったけどわかりづらいなぁ…。胃にアルテミア幼生が詰まっている。
体が透明なので餌を摂取してから排泄するまでの様子や、鰾に空気を溜める様子が観察出来る。水面から口先を出し空気を取り込むと気管を通って鰾に溜まる。 pic.twitter.com/4fUOxrWkAe— ムクロジ (@rustica0) September 1, 2016
答え:うきぶくろ
答えは「うきぶくろ」でした!鰾は硬骨魚類が持つ気体の詰まった器官です。鰾を利用することで魚体の浮き沈みを調節できるほか、聴覚補助や発音器官としての役割があると考えられています。
鰾により正確な魚種が分かる!?
鰾は硬骨魚類が生きる上で大切な器官ですが、この鰾の有無が資源評価に役立っているのをご存知でしょうか。水産資源を守るために行う資源評価では一般的に、魚種の数や体長、漁業者への調査などにより評価を行っていますが、調査で使用する魚群探知機では魚群の数を調べることが出来ても魚種を正確に調べることは難しく、かつては漁獲して魚種を確認するといった作業が必要でした。ですが近年、広帯域魚探機が開発されたことで100mの測定範囲であればカツオやキハダ、メバチなどのマグロ類における判別が可能になったのだそう。そして、その判別の一助になっているのが「鰾」。超音波を発した際に鰾の有無で跳ね返る音波が違うため、魚種を判別するのに役立っているそうです。
今回は「鰾」をご紹介しました!
参考:農林水産省(https://www.maff.go.jp/index.html)