「半片」、なんと読む?
はんへん?
はんかた?
白かったり、黒かったりするあの食べ物な~んだ?
答え:はんぺん
正解は「はんぺん」でした!半片とは、魚のすり身を使った練りもののこと。もともとは地域色の強い食べ物でしたが戦後、食品メーカーの紀文食品によって全国的に白い半片が定着していきました。江戸時代後期の事物や風俗を説明した『守貞謾稿』に魚場で半片を作っている様子が記されていることから、江戸時代後期には半片が食べられていたと考えてられています。
半片の由来
駿府にいた膳部半平という人が半片を作り、はんぺい→はんぺんとなっただとか、形が四角、半円状といった形から呼ばれるようになったなどさまざまな説があるが、はっきりとは分かっていません。
静岡県で食べられる「黒半片」
地域色の強い食べ物である半片。日本全国にはその地域独特の半片が作られていますが、静岡県の「黒半片」もそのひとつです。白い半片は主に白身魚を原料としていますが、黒半片はイワシやサバなどの青魚を原料にしています。魚を丸ごとすりつぶすことからザラザラした口当たりが特徴で、300年以上、同じ製法で作られてきているのだそう。
今回は、半片をご紹介しました。白半片や黒半片のほかにも日本全国にはさまざまな半片があります。皆さんのメジャーな半片は、どんな半片ですか?