収穫した“おもちゃ専用米”を原料の一部に使用した「お米のどうぶつつみき」が、今月完成しました。
おもちゃメーカー社員が米作りに挑戦、その理由とは
ピープルでは、原料の「お米」についてもっと知りたいという開発担当者の思いから、材料のライスレジンを生産している日本有数の米どころ、新潟県南魚沼市に田んぼを借り、「ピープル農場」と銘打って、お米のおもちゃの原材料の一部となる“おもちゃ専用米”を育てています。
2022年はピープル社員が南魚沼市に赴き、初めての米作りとして、田植え・稲刈りを体験し、そこで収穫したお米から作った「お米のどうぶつつみき いろどり」が商品化されました。
米作りを通して実感したSDGs課題
たとえば、耕作放棄地問題。ピープル農場周辺には、かつて田んぼだった場所が散見されました。そこはまばらに雑草が生えた荒れ地となり、近くの田んぼはその影響を受けて害虫の発生が増えているそうです。
一方で水田に生息していた水生昆虫や両生類などの生物たちの居場所は小さくなり、多くが絶滅の危機にさらされていることを知りました。
ピープルでは、お米を赤ちゃんにとって安心できるおもちゃの材料として活用することで、食用以外の新たなお米の消費方法を増やし、歯止めのかからない米の消費量の減少に伴う耕作放棄地問題にも微力ながら貢献したい、と思いを強くしました。
今後はお米のおもちゃの販売と共に、ピープル農場を活用しながら、消費者やお取引様など、お米のおもちゃに関わる皆様と一緒に、SDGs課題に取り組んでいきたいと検討しています。
「ピープル農場」について、詳しくはピープル農場公式noteをご覧ください。
https://note.com/people_noujou