こんにちは! 『ハピキラFACTORY』の正能茉優です。この連載では、女性に流行りのモノ・コトが「女性のココロをつかむ理由」を分析して、地方創生に活かせないものかと検討中……♡
今月は、スイーツ「マリトッツォ」について考えてみたいと思います。
あふれんばかりの生クリームを、ブリオッシュ生地に挟んだ「マリトッツォ」。イタリア・ローマ伝統のパン菓子で、現地ではエスプレッソやラテと一緒に、朝食として食べるそうです。私も何度か食べる機会があったのですが、生クリームもパン生地も軽やかで、見た目の割にサッパリといただけたのが印象的でした。
さて、この「マリトッツォ」、なぜ今年に入って、急激に流行っているのでしょうか? それは、近年流行るスイーツに共通する「インスタ映え」はもちろんのこと、「“おうち時間”との相性」がいいスイーツだから。
まず何より「テイクアウトがしやすい」こと。ケーキよりも崩れにくく、アイスのように溶けることもありません。さらに、軽食にもデザートにもおやつにもなるという、「使い勝手のよさ」。我が家の場合、購入した翌日の朝食は「マリトッツォ」になることが多いのですが、食事をつくる手間も省け、おいしくて、楽しくて、“一石三鳥”だったりします。
そして最後に、何より「マリトッツォ」の素晴らしさは、なんだか興味が湧く一風変わった名前なのに、実は「生クリームとパン」という王道の組み合わせであり、老若男女問わず「家族で楽しめる」スイーツであるということ。「何それ?」と聞きたくなる新しいスイーツが続々登場する中、この「マリトッツォ」は響きは不思議でおもしろいのに、商品像はわかりやすい。だから新しいモノなのに、みんなで食べやすい。チャレンジしやすい。
地方自治体の皆様、おうちでみんなで楽しみたい今だからこそ、ベーシックで使い勝手のよいスイーツを開発してみませんか? 「“おうち時間”との相性」の善し悪しが、流行るスイーツのポイントになる時代なのかもしれません。
目次
今月のIGPを地方創生に活かすなら……?
【ご当地菓子パンの時代が来る!?】
コッペパンや揚げパンなど、おうち時間との相性がよさそうな「ご当地菓子パン」が流行るかも?
IGP……ハピキラによる「イマドキ女子が(I)グッとくる(G)ポイント(P)」を略した造語。
ハピキラ’S EYE!
本格的に、ゴルフを始めました。周りにもゴルフをする人が増えたように思えて調べてみると、最近ゴルフにお金を使う20代が増えているそう。人と会う機会が限られる今、ゴルフは重要なコミュニケーションの機会になっているのかもしれません。練習頑張るぞ。
ハピキラ’S WORK!
『NewsPicks』のWeb番組に出演しました。
オンラインメディア『NewsPicks』の「The UPDATE!」という番組で、転職や副業、これからのキャリアの築き方をテーマにお話しさせていただきました。驚いたのは、平日夜22時というタイミングにもかかわらず、約85万人もの方が生放送を見てくださっていたということ(ありがたい……)。キャリアへの関心の高まりはもちろんですが、おうち時間が増えて、世の中の人たちの時間の使い方が変わってきていることもひしひしと感じました。今月も応援してくださる皆様に感謝の気持ちを忘れず、ハッピーに頑張ります!
photographs & text by HAPIKIRA FACTORY
はぴきら・ふぁくとりー♥地方にある魅力的な商材をかわいくプロデュースし、販売・発信していくことで、女の子たちが地方に興味を持つきっかけをつくろう、と日本全国を飛び回って活動中。大学生だった2012年に起業し、現在、正能茉優(しょうのう・まゆ)は『パーソルキャリア』、山本峰華(やまもと・みか)は『リクルートキャリア』と兼業しながら、「やりたいことは全部やる」という、女の子の新しい働き方を実践している。「地方×女の子」ビジネスの第一人者。
記事は雑誌ソトコト2021年9月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。