ご存じでしたか?11月9日は、「換気の日」です。「いい(11)くう(9)き」(いい空気)の語呂合わせから、日本電機工業会が制定しました。感染症対策にも大切な換気ですが、寒い時期に部屋を換気するには、どうしたらよいのでしょうか。「冬の換気」のポイントをライターが実践しながら紹介します。(タイトルイラスト提供:イラストAC)
冬でも換気は必要
季節を問わず、新型コロナウイルス対策には、こまめな換気が重要です。
しかし、冬本番を迎え、寒さと換気に折り合いがつかないことが多いと思います。
室温が下がりすぎないよう、上手に換気に取り組む必要があります。
「冬の換気」ライターがやってみた!
エアコンをつけたまま窓開け換気
窓開けで換気をする時は、1か所の窓だけでなく、2カ所の窓を開けることで空気の通り道ができて効率的な換気ができます。窓から風が入る場合は、窓を開けましょう。2つの窓は対角線上にあるとさらに効率的です。
ダイキン工業によると
バルコニーの窓で換気する場合、1か所を開けても風の出入りが起こらないので、両端を開けて風が流れるようにします。
冷えた壁、床、天井を暖めておくことで、窓開け換気をしても部屋の温度が下がりにくくなり、快適に過ごせます。
窓開け換気は1時間に2回
冬場に窓を開け換気をする場合、外の空気が入り部屋の温度が下がりやすくなります。一般的に言われている夏場の窓開け換気の時間と回数の目安は、1時間に5分の換気を2回です。冬場の換気の際に少し寒いなと感じたら、5分より少し短めの換気を2回することを目安にしましょう。
エアコンから離れた窓を開ける
エアコンの暖かい空気がそばにある窓から出てしまうと、効率的に暖めることができず、エアコンに負荷がかかり続けて電気代が上がる原因となります。
湿度は40%以上をキープ
換気を行うことで40%を切ってしまいそうな場合は、加湿器と併用するのが良さそうです。
上手に換気して、快適な冬を
参考:
一般社団法人日本電気工業会 「換気の日」サイト
厚生労働省 公式サイト
ダイキン工業 公式サイト「上手な換気の方法~住宅編~」
内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室 公式サイト
写真・文:西紀子
イラスト:イラストAC
■ライタープロフィール
西紀子:福岡市出身。大学卒業後、フリーペーパー編集部や企画制作プロダクションにて編集・ライティング業務に従事。2017年よりフリーランス。2018年より岡山市在住。 2020年よりソトコトオンライン・ローカルライターとして記事執筆。現在に至る。