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サスティナビリティ

SDGsと地球環境系プロジェクトガイド。vol.1

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サスティナブルで地球にやさしい、未来をつくる取り組みやものがどんどん増えています。ここでは、そんな魅力あふれる団体や取り組みの紹介とともに、各団体の方が愛用・おすすめするエコでサスティナブルなアイテムも併せてご紹介します!

目次

4Nature

 資源循環と地域循環に関する事業を行う『4Nature』は、2018年に設立された会社。天然成分100パーセントでできているサトウキビストローの販売や、東京・渋谷区表参道などの都市部でコンポスト事業(コミュニティコンポスト)などを行っている。

 サトウキビストローは、微生物の働きにより最終的に二酸化炭素と水になって自然に還るというもの。元々、産業廃棄物として処理されていた原料から作られたアップサイクル製品でもあるため、製造過程から使用後まで環境負荷が少ないのが特徴だ。『4Nature』では、このストローを飲食店などに販売し、使用後のストローを回収して堆肥化させていく仕組みを構築している。

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家庭から出た生ごみを持ち寄って、都市部での堆肥の活用を考えるコミュニティコンポスト「1.2 mile community compost」。
 コミュニティコンポストは、昨年8月よりスタート。メンバーが各家庭の生ごみからできた堆肥を、ファーマーズマーケットやフードコートなどが集まる『COMMUNE』に持参し、共同で管理して堆肥の活用を考えてきた。これまでに100人以上が参加し、区切りとなる半年間で約540リットルの堆肥が持ち込まれたという。今後は、CSA(地域支援型農業)を応用して農家と連携し、都市での生ごみの有効活用と定期的な野菜の受け取りができる仕組みの構築にも注力していく予定だ。
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農家と連携し、堆肥を有効活用するための取り組みとして、CSAを応用した仕組みづくりも行う。
「私たちが大事にしているのは“仕組みづくり”です。そこで関わる人たちが『なんかいいよね』と感じられることを大切にして、そこに経済合理性をつくり出すことで、ユニークで新しいカルチャーが生まれると考えています」と代表の平間亮太さん。サトウキビストローやCSAを軸にして地域や人々を巻き込み、コミュニティをつくって循環させていく。このような“仕組み”こそが、持続可能な社会を育んでいくための鍵となっていくだろう。

https://4nature.co.jp

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代表取締役 平間亮太さん。

おすすめアイテム

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右/自宅で簡単に炭酸水をつくれる「ソーダストリーム」。節約ができ、ペットボトルのごみも出さずに捨てる手間も省ける。左/「econawa」のシリコンフードカバー。繰り返し使用できるシリコンラップで、プラスチックごみ削減につながる。
text by Mari Kubota & Hiroya Honma(SOTOKOTO)
記事は雑誌ソトコト2021年9月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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