目次
1. 美味しいマイナー魚介図鑑
釣り業界や魚介を扱う飲食店などで有名な著者による本。図鑑なんですけど、単に魚種としての情報だけでなく、調理方法や食べ方まで紹介している実用書でもあります。約600種類も載っているので、見ているだけで楽しい一冊です。
著者:藤原昌高(「ぼうずコンニャク」)
出版社:マイナビ出版
出版社:マイナビ出版
2. 日本の海洋保全政策 ─開発・利用との調和を目指して
海洋保全政策の研究者の本。水産資源管理をはじめ生態系保全やエネルギー、海洋教育から海運、海ごみ問題まで、多様なアプローチから科学的知見の重要性と海洋保全政策の哲学を学べます。横断的な知識を求める方に。
著者:牧野光琢
出版社:東京大学出版会
出版社:東京大学出版会
3. 食の未来のためのフィールドノート(下) ─「第三の皿」をめざして
「世界で最も影響力のある100人(2010年)」に選ばれたニューヨークの2ツ星レストランのシェフによる著書。料理人の目を通した、生態系のあり方、海洋資源の守り方などについての鋭い考察が書かれていて、興味深い内容です。
著者:ダン・バーバー、小坂恵理(訳)
出版社:NTT出版
出版社:NTT出版
4. サカナとヤクザ ─暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う
最近話題に上ることが増えた密漁。社会問題にもなっている密漁について、長い年月をかけ、取材で解き明かした一冊です。密漁が起こる背景、構造的な問題など、水産業が抱える闇の部分を理解するための、真実に迫った本です。
著者:鈴木智彦
出版社:小学館
出版社:小学館
5. 温暖化で日本の海に何が起こるのか ─水面下で変わりゆく海の生態系
『朝日新聞』で科学報道に従事した記者による本。環境の変化によって海にどのような変化が起きているのかを、さまざまな科学者へのインタビューなどを交えながら解説。温暖化による海への影響の背景、未来などを知りたい人は、ぜひ。
著者:山本智之
出版社:講談社
出版社:講談社
photographs & text by Yuki Inui
記事は雑誌ソトコト2022年9月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。