MENU

サスティナビリティ

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド

『Chefs for the Blue』・ 佐々木ひろこさんが選ぶ 「海と食とSDGsに触れる本5冊」

  • URLをコピーしました!
目次

1. 美味しいマイナー魚介図鑑

釣り業界や魚介を扱う飲食店などで有名な著者による本。図鑑なんですけど、単に魚種としての情報だけでなく、調理方法や食べ方まで紹介している実用書でもあります。約600種類も載っているので、見ているだけで楽しい一冊です。
 (133883)

著者:藤原昌高(「ぼうずコンニャク」)
出版社:マイナビ出版

2. 日本の海洋保全政策 ─開発・利用との調和を目指して

海洋保全政策の研究者の本。水産資源管理をはじめ生態系保全やエネルギー、海洋教育から海運、海ごみ問題まで、多様なアプローチから科学的知見の重要性と海洋保全政策の哲学を学べます。横断的な知識を求める方に。
 (133884)

著者:牧野光琢
出版社:東京大学出版会

3. 食の未来のためのフィールドノート(下) ─「第三の皿」をめざして

「世界で最も影響力のある100人(2010年)」に選ばれたニューヨークの2ツ星レストランのシェフによる著書。料理人の目を通した、生態系のあり方、海洋資源の守り方などについての鋭い考察が書かれていて、興味深い内容です。
 (133885)

著者:ダン・バーバー、小坂恵理(訳)
出版社:NTT出版

4. サカナとヤクザ ─暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う

最近話題に上ることが増えた密漁。社会問題にもなっている密漁について、長い年月をかけ、取材で解き明かした一冊です。密漁が起こる背景、構造的な問題など、水産業が抱える闇の部分を理解するための、真実に迫った本です。
 (133886)

著者:鈴木智彦
出版社:小学館

5. 温暖化で日本の海に何が起こるのか ─水面下で変わりゆく海の生態系

『朝日新聞』で科学報道に従事した記者による本。環境の変化によって海にどのような変化が起きているのかを、さまざまな科学者へのインタビューなどを交えながら解説。温暖化による海への影響の背景、未来などを知りたい人は、ぜひ。
 (133887)

著者:山本智之
出版社:講談社
photographs & text by Yuki Inui

記事は雑誌ソトコト2022年9月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね
  • URLをコピーしました!

関連記事