『タノカミステーション』・ 坂口修一郎さんが選ぶ 「プレイスメイキングを楽しむ本5冊」

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド | 『タノカミステーション』・ 坂口修一郎さんが選ぶ 「プレイスメイキングを楽しむ本5冊」

2022.11.02

1. Cabin Porn ─小屋に暮らす、自然と生きる

世界中の小屋、セカンドハウスが載っている本。それもDIYでつくられたものばかり。著名な建築家に頼んでつくる建物も大事だけど、自分たちの身の丈に合った場所を自分たちでつくることの大切さ。その価値観に共感します。

著者:ザック・クライン(編)
出版社:グラフィック社

2. CHRISTO AND JEANNE - CLAUDE

クリストとジャンヌ=クロードという、大好きな二人のアーティストの作品集。彼らの作品は建物や土地をラッピングしたりなど、とにかく作品が壮大。市民や行政を巻き込んでいく、そのプロセスのあり方が非常に勉強になります。

著者:Jacob Baal Teshuva(著)
出版社:TASCHEN

3. 新しい遊び場

子どもたちの遊び場、居場所をつくるうえで参考になる一冊。とかく規則をつくって行動を制限したりしてしまうことが多いけど、自然な形で場の秩序を構築していくためにはどうすればいいかなど、アイデアに満ちた本です。

著者:アービッド・ベンソン、大村虔一(訳)、大村璋子(訳)
出版社:鹿島出版会

4. アート オブ シンプルフード

オーガニック料理のバイブルで考え方が美しい本。コンテンツとして、音と食は集まった人の心を一つにする力があります。特に食は場に不可欠なもの。『タノカミステーション』も食がテーマなので、日々参考にしている一冊です。

著者:アリス・ウォータースほか、堀口博子ほか(訳)
出版社:小学館刊

5. 建物のあいだのアクティビティ

屋外空間のあり方や、そこでの人の振る舞いなどについて書かれています。僕らもイベントだったり、施設をつくったりする時に、どうしたらいいコミュニティになるか日々考えていますが、それが体系的にまとめられているおすすめの一冊です。

著者:ヤン・ゲール、北原理雄(訳)
出版社:鹿島出版会

photographs & text by Yuki Inui

記事は雑誌ソトコト2022年11月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。