いま、コスメ界でも注目されているサスティナビリティ。いち早く取り入れた、東京・神楽坂を拠点とする「MAKANAI」は、百余年の歴史ある金沢の老舗金箔屋から生まれた「まかないこすめ」の15周年を記念してデビューしたスキンケアライン。”進化する、クリーンな和コスメ”として話題を呼んでいます。そこで、世界でも画期的な循環型プラスチックを使用するなど、サステナビリティな取り組み、肌と環境への安全性を考えた製品に注目してみました。
クリーンビューティーとは?
「MAKANAI」が考えるクリーンビューティーは、和コスメでありながら、世界で一番厳しいEUの化粧品規制が基準。
その厳しいEUの化粧品規制において、肌や健康、環境に対して安全性を疑問視されながら、化粧品成分として現実的に広く使われてしまっている、たとえばパラベン、合成着色料、石油由来原料、シリコン、タール色素、合成ポリマー、紫外線吸収剤といった、13の成分を「MAKANAI」製品では使っていません。
すでに、「MAKANAI」では5年前に、このEUの化粧品規制の認可を取得し、パリやロンドンをはじめとするヨーロッパで展開しています。
使っているのは、肌に安全でかつ、効能や使ったときの喜びを妥協しない、生態系を尊重した成分のみ。
5つのサスティナブルな取り組み
「MAKANAI」のサスティナブルな試みはおもに下記の5つ。
1、リバースプラスチックの導入
2、化粧品容器の回収リサイクルを実現
3、箱パッケージ全般とギフト箱にFSC認定紙を使用。
(FSC認証:森林の環境保全に配慮し、地域社会の利益にかない、経済的にも継続可能な形で生産された木材に与えられる認証)
4、紙パッケージの95%にサトウキビの搾りカスからつくられたバガス紙を使用
5、紙袋の印刷には、ベジタブルインクを使用
リバースプラスチックとは?
インハウスリサイクルシステム(環境に及ぼす影響が極めて低く、もっとも効率的なリサイクルシステム)から生まれた循環型プラスチック素材。
その材料は、提携工場で発生した破棄プラスチックを効率的に再生したもの。製造工程のなかで、やむを得ず発生した不良品や、機械調整の際に排出される成形品を、異素材・異物の混入を防ぐ徹底した管理体制のもと、ていねいに分別し、粉砕した状態で再使用しています。
このリバースプラスチックを、主力のハンドクリーム容器に導入しています。
目指すのは、完全循環型リサイクル化95%到達!
その他、創業当初から動物実験の不実行を徹底。
ブランドとしては、2025年までに、プラスチックやガラス、紙、パッケージ、ユニフォームなど、すべてにおいて完全循環型リサイクル化95%到達を目標に掲げています。