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サスティナビリティ

連載 | KAWAIIは地方を救う♥

地域が今狙いたいのは、「審査員特別賞」。

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 こんにちは! 『ハピキラFACTORY』の正能茉優です。この連載では、女性に流行りのモノ・コトが「女性のココロをつかむ理由」を分析して、地方創生に活かせないものかと検討中……♡

 今月は、主に首都圏にありがちな、各ジャンルの“THE王道”な人気商品に勝つ方法について、考えてみたいと思います。

 先日、毎月恒例の「まろん大学」のゼミ合宿で、長野県・小布施町へ。23時も過ぎた頃、コンビニに行こうと表に出ると、小布施堂本店の前に行列が。こんな遅くに何を? と思って近づくと、なんと、毎年秋に話題になるモンブラン「朱雀」の整理券を求めて、若者たちが並んでいたのです。この日は金曜日だったので、整理券の配布開始は、翌朝8時。まだ寒い時季ではないとはいえ、並ぶ人たちの情熱っぷりには驚かされました。

ここ小布施町でしか食べられない、逸品です。
ここ小布施町でしか食べられない、逸品です。

 なぜ今、「朱雀」がこんなにも人気なのか? それは、「その地域でしか食べられない、ちょっとした変化球の効いたもの」であることに加え、それが「王道以上にぜいたく」なものである場合、その価値が、時に王道以上になるからではないでしょうか。

 年々人気が増す「朱雀」ですが、特に今年は、某有名メディアの「モンブランランキング」で1位になったこともあり、連日すごい人気ぶり。どんなにおいしいモンブランなんだろう? と思われると思いますが、いわゆる「モンブラン」とは少し趣向が異なり、栗の味わいをとことん楽しめるぜいたくな仕上がりになっています。それもそのはず、採れたての新栗を蒸して裏ごししたものを、砂糖も何も加えずに、そのまま栗あんの上にふわりと盛っているお菓子なのです(厳密にはモンブランではない)。でもだからこそ、小布施に来ない限りは食べられない、レアでぜいたくな味になっているのです。

こんもりと贅沢に栗が乗った「朱雀」。
こんもりと贅沢に栗が乗った「朱雀」。

 地方自治体の皆様、地域に若者を呼びたい時には、その地域でしか食べられないちょっと変わった「レアでぜいたくな商品」を出してみませんか? 王道に叶う唯一の道は、実は「審査員特別賞」にあるのかもしれません。

目次

今月のIGPを「地方創生」に活かすなら……?

意外な「あまおうショートケーキ」

 あまおうの不動の価値×見た目や食感、苺の数などの変化球で、審査員特別賞を狙えるかも!?

ハピキラ’S EYE!

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 名古屋出張の帰り、「ひつまぶし」をいただきました。名古屋のうなぎは、蒸さずに焼くのが特徴。サクサク香ばしい、おいしいうなぎでした。“蒸す”という工程の有無一つで、こんなにもご当地感が出ることを考えると、地域のモノは、まだまだ工夫の余地がありそうですね。

ハピキラ’S WORK!

TBS「グッとラック!」の金曜日レギュラーに。

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 TBSテレビでこの秋から始まった朝の新番組「グッとラック!」の金曜日レギュラーになりました。毎週金曜日、朝8時-9時55分に出演しています。通常のハピキラの活動とは異なり、地域での活動ではありませんが、地域について、そして地域で活動する人について、多くの方が観てくださっているであろうこの場で、少しでも発信していけたらと考えています。朝のドタバタする時間ではあるけれど、地域に興味を持ってくれる人が増えたらうれしいなあ。応援してくださる皆様に感謝の気持ちを忘れず、地域に関する企画も、積極的に出していけたらと思っています!

IGP……ハピキラによる「イマドキ女子が(I)グッとくる(G)ポイント(P)」を略した造語。

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