求めていた理想がマクドナルドにあった。若手フランチャイズオーナー・金香梅さんが描く未来。

求めていた理想がマクドナルドにあった。若手フランチャイズオーナー・金香梅さんが描く未来。

PR

2022.12.13

日本国内のマクドナルドは約2900店舗。そのうちの約7割がフランチャイズ店舗です。それぞれの店舗が「おいしさと笑顔を地域の皆さまに」をモットーに、地域とともに発展していく店舗経営をしています。金香梅さんは2021年末、熊本県宇城市にあるマクドナルド松橋(まつばせ)店のフランチャイズオーナーになりました。37歳の若い、マクドナルドの次世代を担うフランチャイズオーナーです。マクドナルドの経営理念に共感し、フランチャイズオーナーになるまで、そしてなってからの熱いサポート体制がうれしいという金さんに、開業までの道のりやオーナー業の魅力について聞きました。

キッチンカー経営で抱えていた3つの悩み。答えはマクドナルドにあった。

ソトコト マクドナルドのフランチャイズオーナーになる前、金さんはどんなお仕事をされていたのですか?

金香梅さん(以下、金) 私は中国のハルビン市で育ちましたが、日本に対しては礼儀正しい人たちの国という印象を持っていました。電気製品やクルマなどの技術力の高さにも興味があって、学生時代に日本語を勉強しました。高校を卒業した後、深圳(シンセン)にある日系企業に就職し、通訳の仕事をしていたのですが、そのときの日本人上司が人を想い、常に人の立場に立って物事を考える方で、感銘を受けました。その上司のような人になりたい、成長したいと思って日本に行くことにしたのです。

まず関西国際大学で4年間、経営ビジネスを学び、その後、関西大学大学院で社会福祉の研究をしました。中国でも少子高齢化が進んでいて、そのとき自分には何ができるんだろう? と、詳しく学んでみたかったのです。

大学院卒業後は、大阪にある行政書士の事務所で働いていました。ただ、私はもともと商売に興味があり、幼い頃に経験した中国のお祭りや屋台の楽しい思い出もあって、自分の店をもち、人を喜ばせたり、笑顔にしたいという気持ちがありました。そこで、まず日曜限定で屋台テントの店で唐揚げの販売を副業で始めました。それが好評だったので、キッチンカーを購入して独立し、大阪の梅田で3年半ほど、唐揚げの販売を続けました。

唐揚げの販売は屋台テントからスタートした。当時、勤務していた行政書士事務所には許可をもらい、週1回の営業で8か月続けた。
独立し、販売形態もキッチンカーに変更。唐揚げの味付けは中国風、韓国風などいろいろ試行錯誤したが、最終的には日本の醤油や塩コショウの旨味を活かした味にした。

ソトコト バイタリティあふれる人生ですね。そこでなぜ、マクドナルドのフランチャイズオーナーを目指すことになったのでしょうか?

 おかげさまでお客様にもたくさん来ていただき、経営は安定していましたが、3つの悩みを感じるようになったのです。

一つは安全で安心な食事の提供が難しい点。もちろん衛生面はしっかり管理して販売をしていましたが、外での販売なのでフードセーフティは難しい点が多く、自分のなかで妥協できなくなっていきました。

もう一つは快適なお食事空間を提供できないこと。雨の日、風の日、冬の寒い日など、簡易テントの下で唐揚げを食べていただくのが申し訳なかったのです。

そして最後は安定した雇用を生み出せないことです。短期のアルバイトを雇っていたのですが、安定した雇用ができていませんでした。家族のサポートをしなければいけない方がアルバイトをしてくれていたのですが、私の店だけでは十分な収入にならず、別のところで働くようになりました。「一緒に働きたい」と言ってくれる人がいるのに、その気持に応えられなかったのがつらかったのです。

そしてある日、それらの悩みを解決してくれるものがマクドナルドにあることに気がつきました。

経営者視点で見るマクドナルドのすごさ。

ソトコト マクドナルドのどこに魅力を感じたのでしょう?

 中国でも日本でも、マクドナルドにはよく行き、好きでした。そして、自分でフードビジネスを始め、経営者の視点で見たとき、マクドナルドが提供しているフードセーフティ、安全・安心の質の高さや、最高のクオリティの商品をいつでもどこでも均一に提供する仕組みのすごさが見えてきました。季節限定商品などの開発・販売もその一つ。なによりもお客様に対するホスピタリティに感心したのです。私も自分の店でお客様にワクワクしてもらいたい、という思いを持っていましたから、すごいなと思っていました。

また、経営者視点で店舗に行くと、カップの直径、ストローの太さ、テーブルの高さなど、すべてがお客様の立場に立って計算がされているとわかるのです。そこで、マクドナルドのホームページを見たとき、フランチャイズオーナーの募集案内があったので、コンタクトをとりました。

ソトコト マクドナルドではオーナーになるまで担当者との面談に始まり、実際の店舗でのクルー(スタッフ)体験、先輩オーナーとの面談、6〜18か月以上に渡る店舗研修プログラムが用意されていると伺っています。金さんは研修期間中、何を学びましたか?

 私は約1年間、研修を受けました。マクドナルドシステムの一員となって感じたのは、マクドナルドのピープルの温かさ。私が研修を受けた大阪のフランチャイズ店舗のオーナーは、今では「お父さん」と呼ぶ間柄です。そのお父さんもそうですし、店舗の方、日本マクドナルドの担当者の方など、みなさんに支えていただきました。

また「ハンバーガー大学」もあります。私の場合、コロナ禍で教室での対面講義はなかったのですが、オンライン講義は受けることができました。お世話になった皆さんに共通していたのは、マクドナルドは常に時代の最先端を走り、最高の品質の商品を提供しているというプライドを持っていたことです。

そして、「マクドナルド愛」の強さも。研修中の私への「愛」もすごくて(笑)、本当にありがたかった。今はその皆さんへ恩返しをしたい気持ちでいっぱいです。私もキッチンカーの経営者でしたが、経営に関する「数字」の見方や分析の方法、マーケティング手法など、改めて一から勉強させていただきました。

研修プログラム中に勉強したテキストの一部。習ったことがびっしり、日本語で書き込まれている。

顔なじみのお客様から「娘が高校生になったら、 アルバイトに行かせるからよろしくね!」

ソトコト いよいよ、松橋店のオーナーに。開業した時のお気持ちは?

 開業ももちろんうれしかったですが、キッチンカー時代と違い、今は60人の仲間(社員やクルー)がいることが本当にうれしいです。もちろんそれだけ責任も重くはなりましたが、コロナ禍で失業者の増加が問題になるなか、雇用の場所をつくって誰かの役に立てることは、この仕事の魅力だと感じます。

開業から1年が経ち、よく来てくださる顔なじみのお客様もたくさんできました。中学3年生の娘さんがいるお客様が「来年、うちの娘が高校生になったらアルバイトに行かせるからよろしくね!」と言ってくださったりしてありがたいです。宇城市の皆さんはやさしいですし、近くに海もあって魚もおいしい。とても暮らしやすく、働きやすくて満足しています。

2021年12月の松橋店開業時の記念写真。お祝いの花が各所から届いた。
マネージャーの中熊明子さん(左)と社員の笹原恵さん(右)と一緒に。

多様性に満ちた、暮らしやすい地域づくりへ。

ソトコト オーナーになって気づいたことや、これから実現していきたいことを教えてください。

 (松橋店の)前オーナーは今も他の近隣店舗を経営していますし、熊本にいる他のオーナーの方々ともよくコミュニケーションをとらせていただき、会議やイベントなどに参加しています。そのようななかで松橋店の周辺に特別支援学校があることを知り、学校訪問もさせていただき、生徒さんの2週間の現場実習を受け入れることも決まりました。マクドナルドで働いたという経験を自信につなげてほしいです。

また地域の高校生にはアルバイトを通じて、社会に出る前の人生経験を積む場としてこの店を活用してほしいです。あとは、女性が働きやすい職場づくりを進めていきたいですね。たとえば、子どもが病気になったときに気兼ねなく休めるような仕組みをつくりたい。子育てが一段落した方にも仲間になっていただき、第2の人生を充実させる場にしていきたいです。

最終的にはこの熊本や宇城のまちが多様性に満ちて、暮らしやすく、働きやすい場所になって、Uターン、Iターン移住してくれる人が増えるといいなと思います。

マクドナルド松橋店は熊本県宇城市の国道266号沿いにある。24時間営業でドライブスルーも完備している。

ソトコト たくさんの目標に向かって進む金さんですが、これからフランチャイズオーナーを目指す方へメッセージを!

 日本マクドナルドは去年、50周年を迎えました。半世紀にわたって培ってきたブランド力は本当に強いです。マクドナルドには、ここにしかない「宝物」がたくさんあって、オーナーを目指す方には自信をもってお勧めできます。素敵な仲間と出会える場所なので、興味がある方はぜひ、フランチャイズオーナーのビジネスにチャレンジしてみてください!

=======================

\マクドナルドのフランチャイズオーナーについて。/

日本におけるマクドナルドのフランチャイズオーナー(フランチャイズ法人のオーナーオペレーター)は、約200名。その平均店舗数は10店舗で、平均年商は約20億円です。その規模からマクドナルドのいちフランチャイジーに留まらず、地域を代表する企業として地域への貢献が求められます。現在、マクドナルドでは、オーナー家族間での事業承継はもちろん、外部からの多様な人材も含め、次の世代を担う若手フランチャイズオーナーを広く募集、採用しています。詳しくは、https://www.mcdonalds.co.jp/company/fc/

お話をうかがった人:金香梅さん

きん・こうばい●中国・哈爾浜(ハルビン)市生まれ。2006年3月来日。13年3月関西大学大学院人間健康研究科修士課程修了。その後、屋台テント及びキッチンカーで唐揚げ販売店を経営。21年12月、フランチャイズオーナーとして熊本県宇城市のマクドナルド松橋店を前オーナーから引き継ぎ、開業した。

photographs by Kiyoshi Nakamura text by Takeshi Konishi