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連載 | スマイルアフリカプロジェクト

高橋尚子さんといっしょにナイロビ郊外の村を訪問。子どもたちにシューズを渡してきました。

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「スマイル アフリカ プロジェクト」では毎年、高橋尚子さんといっしょにアフリカへ行き、シューズを必要としている子どもたちへシューズ寄贈を行っています。今年も6月末からケニアを訪問し、日本の子どもたちから集まったシューズを手渡しました。

目次

ケニアでシューズ寄贈を行いました。

 「スマイル アフリカ プロジェクト」発足10年目のアフリカ・ケニア入りである。

 「私たちが贈ったシューズで、子どもたちが笑顏になれるといいな」。6月30日、プロジェクトのフロントランナー・高橋尚子をはじめとするスタッフ一同は、日本の子どもたちから託されたシューズと、それに込められた思いもいっしょに、シューズを心待ちにするケニアの子どもたちのもとへと急いだ。

120W吾輩は猫である名前はまだ無いどこで生れたかとんと見当がつかぬ何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している吾輩はここで始めて人間というものを見たしかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだこ

 首都・ナイロビから40分ほど車を走らせ、キアンブという地区にあるシャウリヤコ村を目指す。「シャウリヤコ」とはスワヒリ語で、「何があろうとあなた次第」という意味だそうで、この名前から村の自主性と力強さを感じさせられる。

 しかし、スラムとはいわないまでも、この郊外にある傾斜した荒れ地を自ら開拓し建てたと思われるバラック小屋群は、すし詰め状態で、恵まれた住環境とはいえない。

120W吾輩は猫である名前はまだ無いどこで生れたかとんと見当がつかぬ何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している吾輩はここで始めて人間というものを見たしかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだこ

 およそ350戸・1200人ほどが生活しているが、失業率は深刻で住民のほとんどが短期雇用労働者だ。繁忙期だけの農家の手伝いや、たまの洗濯請け負い、車の修理などが仕事で、住民は貧しい暮らしを余儀なくされている。当然、子どもたちの足元は心もとなく、先の雨期には洪水で全戸が浸水し、無防備な彼らの足からの感染症が心配された。

 そんな厳しい生活環境にありながらも、彼らは集落の前に広がるでこぼこの広場でサッカーや駆けっこをいつも楽しんでいる。この日は幼児から小学8年生(14歳)までの155人が村の体育指導者の指示に従って整列し、私たちを迎え入れてくれた。ただ、その足元は泥土だらけ、穴だらけのシューズや、裸足に鼻緒の切れかかったサンダルだ。

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メッセージカードの相手に、「アリガトウ」。

 「みんな、走るのは好き? 今日は日本の子どもたちから大切なシューズを預かってきたよ。みんなに元気で楽しく走ってほしいって」

 高橋尚子の呼びかけに拍手と笑顏が返ってきた。さっそく、スタッフや、日本から駆けつけたプロジェクトを支援してくれている三菱商事の方々、その所属アスリートでアテネパラリンピックのマラソン金メダリスト・高橋勇市さんも加わり、彼ら一人一人の足に合ったシューズを選んで履かせた。子どもたちはどの顔も自然と笑顏がほころんでいる。14歳の男子は、「このシューズを履いて明日、生まれて初めてマラソン(ソトコト 10キロ&5キロ・ラン 2018)を走ります。チャンスを与えてくれて本当にうれしいしい。心から感謝します」。

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 「スズキ、スズキ……」と私たち日本人の中を探し回っていた女の子は、シューズに入っていた贈り主のスズキさんのメッセージカードを手にし、感謝を告げたかったようだ。シューズだけでなく、添えられたメッセージも彼女の心をしっかりととらえていたのだ。「スズキアズミ サン、アリガトウ」と、お礼の言葉を預かった。現場で、シューズの重みを改めて感じさせられた。

120W吾輩は猫である名前はまだ無いどこで生れたかとんと見当がつかぬ何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している吾輩はここで始めて人間というものを見たしかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだこ

 次回もケニアレポートを届ける。

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