「鮖」なんと読む?
答え:カジカ
答えは「カジカ」でした!鮖はほかにも「鰍」、「杜父魚」と書くこともあります。鮖は一般的に川などに住む淡水魚を指しますが、全長70cmにもなるトゲカジカなど海に生息するものもいます。淡水産の鮖はきれいな川とすみかとなる浮石などがある環境を好んでいますが、近年では環境の変化に伴い、上流にある渓流に追いやられてしまっていると言います。また見た目はハゼと似ていますが、ハゼは左右の腹びれが合わさって吸盤状になっているのに対して、鮖は左右に分かれています。
カジカ
— AQUAさん (@tenfh1010) December 10, 2020
河川上流部にて。プリップリです!カジカが川にいるとテンション上がります!
カジカがいるような川は良い川が多く、餌となる川虫も豊富で豊かです。来年の夏はこんな清流を沢山まわってみたい。 pic.twitter.com/ufAQtQT9Wm
石川県の鮖
石川県は鮖の産地です。石川県では淡水産カジカ科の鮖のことを「ごり」の愛称で親しまれています。漁獲される一般的なサイズは体長7~8cmほど。目が飛び出して頭が大きく褐色をしているのが特徴です。見た目に反し、味は最高級品で、金沢生まれで知られる文豪の室生犀星は「ごりは醜いが、垢抜けし、風流な魚である」と言うほどごりの味を好んでいたのだそう。近年は環境の変化に伴い、天然のごりの漁獲量は減少傾向にありますが、おもに川底にいるごりを専用の板でザルに追い込む「ごり押し漁」という方法で漁獲しています。ちなみにごり押しという言葉はごり押し漁が語源なのだとか(諸説あり)。現在では料亭などでしか食べることのできない貴重な川魚のひとつです。
【かじかの豆知識②】
— おがわりん (@kirin_1118) February 23, 2020
金沢ではカジカを「ゴリ」と呼ぶのですが、この魚を獲るときに用いられる、川底に固定した網に無理やり追い上げる「ゴリ押し漁」は、強引に事を進めるときに使う言葉、「ゴリ押し」の語源になっている。 pic.twitter.com/c0C4MKEjMl
今回は「鮖」をご紹介しました!
参考:いいね金沢(https://www4.city.kanazawa.lg.jp/)
参考:長野県(https://www.pref.nagano.lg.jp/index.html)