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【山梨県甲府駅から徒歩10分】月5日8,000円からはじめる「ふらっと移住」のススメ

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“家は1つ、暮らす地域は1つ”という常識を覆す「多拠点生活」というライフスタイルはご存知だろうか?以前はフリーランスの人を中心に実践されてきた「多拠点生活」。新型コロナウイルスで在宅ワークが増えたことにより、20代~30代を中心にサラリーマンのなかにも全国各地で刺激を受けながら仕事をしたいという人が増えてきている。

目次

多拠点生活の壁

しかし、いざ多拠点生活をしようとするとさまざまな壁が見えてくる……。多拠点生活をはじめる人にとって「金銭面」と「移動」は大きな壁だ。まず「金銭面」の問題。光熱費、ネット代、日用品、とくに「家賃」は拠点を複数もてばもつほどかかってしまう。ホテルに泊まるにも、毎回数千円の費用と、さらに希望する宿泊施設に泊まれるとは限らず、月々のコスト面が安定しない。
次に「移動」の問題。地方は車での移動が多いのは事実だが、都心に住む家庭の車の所有率は約40%ほどと言われ、独身者になればさらに低くなる。また都内の駐車場は平均5万ほどで、都心に住む人にとって「車が移動手段」というのは現実的でない。
だがここ数年、「金銭面」と「移動」を解決する住居サービスがどんどん登場してきている。たとえばそのひとつが今回取材した「甲府別宅」だ。

駅チカ・日割りシステムの住居サービス

 
甲府別宅。管理人もおり、家の使い方や甲府周辺の買い物事情など気軽に相談ができる。

甲府別宅は最小5日から、日数×1000円+3000円で入居可能な、多拠点居住向けシェアハウス。オーナーも多拠点実践者であり、思い立った時にふらっと来てふらっと去る。気軽な気持ちで多拠点生活を楽しんでもらいたい、という経験者だからこその気持ちに沿った日割設定。日用品は各自で必要になるが、光熱費、ネット代は含まれている。その使い勝手のよさからフリーランスの人だけでなく、都内在住のサラリーマンが週末に利用したり、観光目的で家族で入居するといった人もいる。

場所もJR中央線甲府駅の南口から徒歩10分圏内に位置するため車は不要。駅周辺にあるものの、少し奥まった場所にあり、歩く人の声や車の音もほとんど聞こえない。目の前の庭には自転車が置けるスペースがある。自転車をもち、甲府駅前にある無料の駐輪場を使えば、甲府別宅⇔甲府駅への移動がさらに便利になるだろう。

 
作業場にはテーブルが3卓。オンライン会議をする際には、別にある1室を1人で利用することも可能。

居住者が仕事をする時などに使う作業部屋。日中は開放的な大きな窓から光が差し込んでくる。窓を開けても庭があるため、人目が気になりにくく、あたたかい日は風を取り入れながら作業するのも気持ちがよさそうだ。

 
作業場前の庭にはお手製のコンロ。晴れた日には入居者が集まって庭でバーベキューをすることも。
 
寝室には二段ベッドが2つ。

甲府別宅は、もともとオーナーのおばあさんが住んでいた家を「空き家にせず利用したい」と思ったのがきっかけ。床の畳を剥がす作業など自分たちですべて行い、リノベーションをした。
寝室も男女分け隔てなく、同室で一緒に寝るドミトリースタイル。寝室も一緒だと消灯時間のちがいなどでトラブルになりやすいのでは?と思うが、甲府別宅では利用する前に一度、管理人との「顔合わせ」を行っている。この顔合わせによって甲府別宅での共同生活が守れる人のみが入居しているため、大きなトラブルは起きておらず、和やかな共同生活が送れている。

多拠点生活が生み出すもの

 

多拠点生活では、その日に会えるメンバーがその時々により変わる。こういった環境の変化は「アイディア」を生み出す。昔からアイディアが生まれやすい状況に「三上(さんじょう)」という言葉がある。三上というのは、馬上(馬に乗っているとき)・枕上(寝ているとき)・厠上(トイレで座っているとき)のことを指すのだが、この馬上とは、移動しているときを指し、環境が変わることでアイディアが浮かびやすいといった意味だ。AIの発達により、独自性・想像力がより求められていく時代。毎回、違った人と同じ空間で過ごす多拠点生活は、現代の馬上といってもよさそうだ。

新型コロナウイルス時代の働き方改革。あなたも新しい変化と出会いに足を伸ばしてみては?
甲府別宅 公式HP

 

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