祖母の暮らす新潟県村上市は鮭で有名なまちです。
市内にある、日本で最初の鮭の博物館「イヨボヤ会館」では、毎年秋に伝統料理である塩引き鮭の作り方を教える「塩引き道場」を開催しています。
村上の関係人口としての自負がある私も塩引き鮭を作れるようになりたくて、今年で塩引き道場に6回目の参加、段位が6段になりました。
(ちなみに、イヨボヤは村上の方言で鮭のこと。「イヨ」も「ボヤ」も魚という意味。村上の人にとって鮭は、魚の中の魚なんです)
塩引き鮭は、一本丸ごとの鮭を1週間ほど塩漬けにし、塩抜きをした後3週間ほど寒風にさらして熟成させます。
何とも言えない深い香りと塩気が特徴的で、村上のお正月に欠かせない料理です。
自分で仕込んだ塩引き鮭で迎えるお正月は格別。
今年もいい出来でありますようにと願いながら、師走の日々を過ごしています。
(事業部・川村ゆ)