『Hotorinite』・ 高村直喜さんが選ぶ 「ウェルビーイングを感じる本5冊」

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド | 『Hotorinite』・ 高村直喜さんが選ぶ 「ウェルビーイングを感じる本5冊」

2022.07.09

1. 俵屋相伝 ─受け継がれしもの

日本を代表する旅館である京都『俵屋』。宿泊施設を泊まり歩き勉強した中で、空気や風の流れが明らかに違うと思えた唯一の場所。人が持つ本能や五感に訴えかける心地よい状況をつくるヒントが得られる大切な一冊です。

著者:佐藤年
出版社:世界文化

2. あさになったのでまどをあけますよ

「あさになったのでまどをあけますよ」から始まる物語。自身が変わることはなかなかできませんが、窓を開けて風を入れるだけで、状況を少し変えることができる。誰にでも平等に訪れる“幸せ”について考えさせてくれます。  

著者:荒井良二
出版社:偕成社

3. 未来をつくる言葉 ─わかりあえなさをつなぐために

日常生活を送っていると、世の中が複雑であるということを忘れがちになってしまうもの。ですがこの本によって、まだ見ぬわかりえない世界があることを知りました。自分とは違う考えは、無数にあることを大切にしたいと思えました。

著者:ドミニク・チェン
出版社:新潮社

4. ここじゃない世界に行きたかった

文筆家として活躍する、塩谷舞さんのエッセイ。自問自答し、試行錯誤を繰り返した、そんな気が遠くなるような思考の先をシェアしていただいたような気持ちになり、うれしく感じました。心地よく響く言葉の数々に感銘を受けた本です。

著者:塩谷 舞
出版社:文藝春秋

5. 牧丘町誌

私たちが暮らす町の町誌です。どんな場所にも歴史や文化があり、それを継承する人たちがいます。そして、風土や地域の長い時間軸を自身の中に“入れる”ことが、「住む」という行為の先にある、心地よさへの近道だと思うのです。

著者:牧丘町誌編纂委員会
出版社:牧丘町役場

photographs & text by Yuki Inui

記事は雑誌ソトコト2022年7月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。