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サスティナビリティ

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド

『広場ニスト』・山下裕子さんが選ぶ「プレイスメイキングを楽しむ本5冊」

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目次

1. 人間の条件

人間活動の本質を考察した本。そして広場において、都市的なネットワーク型のサードスペースを育むための奥義を学んだ一冊。さまざまな意見が出る複数性、親しすぎない適度な距離など、今の活動につながるキーワードをもらいました。
 (151506)

著者:ハンナ・アレント、志水速雄(訳)
出版社:筑摩書房

2. 野生の思考

ありあわせの道具や材料を用いて、必要なものを手づくりする「ブリコラージュ」という概念。誰が何を持っているかといった情報を共有し、それを言い出せる関係性が不可欠であり、そのどちらも育めるような広場のあり方が大事です。
 (151507)

著者:クロード・レヴィ=ストロース、大橋保夫(訳)
出版社:みすず書房

3. ルイス・カーン ─光と空間

光を取り入れるための開口と、その光の活かし方を紹介しています。街の中で、光や風といった自然を感じられる場所でもある広場。隣接する建物の内部との接点となる開口部との関係性について考えるきっかけになった本です。
 (151508)

著者:ウルス・ビュッティカー、富岡義人(訳)、熊谷逸子(訳)
出版社:鹿島出版会

4. ヒトの目をひく法 ─視覚のポイント集

人間の行動、人の視線が集まるものに関してまとめられた本。視線が行き交い、見ること、見られることを意識できる空間でもある広場の可能性は無限大です。不特定多数の通行者の目をひき、行動を導くことについて、参考になった一冊。
 (151509)

著者:長尾みのる(編)
出版社:文化出版局

5. 空地の思想

「まちのなかのすべてが、既知のものとして、意味づけられたものだけで埋めつくされているのはおかしい」の言葉が強烈でした。広場や公共空間のあるべき姿を思案するために、たまにパラパラと読み返したり、眺めたりしています。
 (151510)

著者:大谷幸夫
出版社:北斗出版
photographs & text by Yuki Inui

記事は雑誌ソトコト2022年11月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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